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〈名字の言〉 2026年4月28日

 世界中で読み継がれる絵本『おおきな木』(シェル・シルヴァスタイン著、村上春樹訳、あすなろ書房)。1本のりんごの木の下に毎日通う1人の少年。葉で遊び、幹に登り、実を食べ、木陰で眠る。木は幸せだった▼やがて成長し、家を求める少年に、木は枝を与えた。船を欲しがれば幹をも施した。全てを受け取った少年は遠くへ去ってしまい、切り株だけが残る。やがて少年は老人になって戻ってきた。「もう何もあげられない」と告げる木に「休める場所さえあればいい」と老人。「それなら私に座りなさい」と木が迎え、彼は切り株に腰を下ろす。それで木は幸せだった▼仕事に行き詰まり、信心から離れた友。戻りたい気持ちはあれど、一歩が踏み出せない。それでも思いが募り、勇気を奮って3年ぶりに会合へ。皆が笑顔で迎えてくれた▼「一緒に悩むよ」。同志はじっと耳を傾け、ただただ寄り添った。真心に胸打たれた彼は、再び広布に立ち上がる。仕事の苦境も乗り越え、現在は“誰も一人にしない”と皆の悩みに同苦し、自分がしてもらったように“無償の実践”を貫く▼戻れる場所がある。待っている人がいる。隣にいてくれる同志がいる――創価の世界には大きな木のようなぬくもりがある。(靖)

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