〈暮らし〉 部屋の片付け 「捨てる」から始めよう
〈暮らし〉 部屋の片付け 「捨てる」から始めよう
2025年11月23日
「棚から物がはみ出している」「S字フックやパイプハンガーにいろんな物をぶら下げ、どこに何があるか分からない」――こんな困り事を抱えていませんか。それは、物が多過ぎるからかもしれません。部屋の片付け方について、YouTube「イーブイ片付けチャンネル」運営者で、1万件以上の片付けを行ってきた、ウインドクリエイティブ代表取締役の二見文直さんに聞きました。
「棚から物がはみ出している」「S字フックやパイプハンガーにいろんな物をぶら下げ、どこに何があるか分からない」――こんな困り事を抱えていませんか。それは、物が多過ぎるからかもしれません。部屋の片付け方について、YouTube「イーブイ片付けチャンネル」運営者で、1万件以上の片付けを行ってきた、ウインドクリエイティブ代表取締役の二見文直さんに聞きました。
ウインドクリエイティブ代表取締役
二見文直さん
ウインドクリエイティブ代表取締役
二見文直さん
空きスペースの確保
空きスペースの確保
片付けに悩む人の多くは、どこから手を付けていいか分からないようです。まず「捨てる」ことです。捨てる目的は、スペース(空間)をつくること。スペースをつくることで、初めて整理収納が可能になります。
物の総量をそのままに、しまい込んでも、結局、物を移動するだけでどこに何があるか分からなくなります。物は、隠すだけでは、何も変わりません。片付けに整理収納本やグッズは必要ありません。最優先は捨てることです。
片付けに悩む人の多くは、どこから手を付けていいか分からないようです。まず「捨てる」ことです。捨てる目的は、スペース(空間)をつくること。スペースをつくることで、初めて整理収納が可能になります。
物の総量をそのままに、しまい込んでも、結局、物を移動するだけでどこに何があるか分からなくなります。物は、隠すだけでは、何も変わりません。片付けに整理収納本やグッズは必要ありません。最優先は捨てることです。
ゴールは人それぞれ
ゴールは人それぞれ
片付けのゴールは人それぞれ。物が少なくてスッキリが絶対のゴールとは思いません。私は好きなフィギュアをたくさん飾っています。自分の部屋にストレスを感じていないなら、無理に捨てる必要はありません。
ただ、ストレスを感じているようであれば、居心地が良くなるように、物を減らしていくことをオススメします。
片付けのゴールは人それぞれ。物が少なくてスッキリが絶対のゴールとは思いません。私は好きなフィギュアをたくさん飾っています。自分の部屋にストレスを感じていないなら、無理に捨てる必要はありません。
ただ、ストレスを感じているようであれば、居心地が良くなるように、物を減らしていくことをオススメします。
「手放す」「減らす」
「手放す」「減らす」
大切なのは、物を捨てても思い出まで捨てるわけではないということです。私も父親が亡くなった時、遺品となった服を段ボール3箱ほど残していました。着るわけでもないのにスペースを使っていました。捨てるのに罪悪感があったのですが、「服を捨てたからといって、父との思い出が薄くなるわけではない」と考え直してから、自然と手放せるようになりました。「捨てる」ことに抵抗感がある人もいます。「手放す」「減らす」「新しい、好きな物に交換」「卒業」と言い換えるだけでも、気持ちが変わります。
たまに、「もったいないからフリマサイトやリサイクルショップに」という方がいます。普段慣れていない人がフリマサイトに出品するのは大変です。また、リサイクルショップも引き取ってくれない物があります。その場合は、結局持って帰ることになります。フリマサイトもリサイクルショップも労力に見合わないためオススメしません。
大切なのは、物を捨てても思い出まで捨てるわけではないということです。私も父親が亡くなった時、遺品となった服を段ボール3箱ほど残していました。着るわけでもないのにスペースを使っていました。捨てるのに罪悪感があったのですが、「服を捨てたからといって、父との思い出が薄くなるわけではない」と考え直してから、自然と手放せるようになりました。「捨てる」ことに抵抗感がある人もいます。「手放す」「減らす」「新しい、好きな物に交換」「卒業」と言い換えるだけでも、気持ちが変わります。
たまに、「もったいないからフリマサイトやリサイクルショップに」という方がいます。普段慣れていない人がフリマサイトに出品するのは大変です。また、リサイクルショップも引き取ってくれない物があります。その場合は、結局持って帰ることになります。フリマサイトもリサイクルショップも労力に見合わないためオススメしません。
取り組みやすい場所
取り組みやすい場所
最初に手を付けるのは、思い出や思い入れのない場所からです。思い出や好きな物が集まっている場所は、触り出すと進みません。普段触っている物が多いリビングも、減らせる物が少ないので、避けましょう。
オススメは玄関と廊下(別掲でポイント解説)。片付けを始める際、ごみを捨てる動線の確保が最優先になります。玄関や廊下がぐちゃぐちゃだと、他の部屋の荷物も運び出せません。また、キッチンの食品関係も、賞味期限という分かりやすい判断基準があるので、取り組みやすいでしょう。
最初に手を付けるのは、思い出や思い入れのない場所からです。思い出や好きな物が集まっている場所は、触り出すと進みません。普段触っている物が多いリビングも、減らせる物が少ないので、避けましょう。
オススメは玄関と廊下(別掲でポイント解説)。片付けを始める際、ごみを捨てる動線の確保が最優先になります。玄関や廊下がぐちゃぐちゃだと、他の部屋の荷物も運び出せません。また、キッチンの食品関係も、賞味期限という分かりやすい判断基準があるので、取り組みやすいでしょう。
「動かない」が重要
「動かない」が重要
慣れない間、片付けは意外と疲れます。スマホのタイマーを30分にセットして、時間制限の中で行いましょう。
片付ける場所を決めたら、次の3ステップ。①ごみ袋を持つ②捨てる物をごみ袋に入れる③場所を動かない。特に重要なのが「動かない」ことです。「これ、要る物だ」と違う場所に持っていくと、片付けが中断してしまいます。1カ所に集中し、そのエリアが片付くまで、継続して捨てていきます。
また、ごみ袋はパンパンに入れると、破れたり、重たくて持てなかったりします。7割程度まで入れたら、口を縛ります。
慣れない間、片付けは意外と疲れます。スマホのタイマーを30分にセットして、時間制限の中で行いましょう。
片付ける場所を決めたら、次の3ステップ。①ごみ袋を持つ②捨てる物をごみ袋に入れる③場所を動かない。特に重要なのが「動かない」ことです。「これ、要る物だ」と違う場所に持っていくと、片付けが中断してしまいます。1カ所に集中し、そのエリアが片付くまで、継続して捨てていきます。
また、ごみ袋はパンパンに入れると、破れたり、重たくて持てなかったりします。7割程度まで入れたら、口を縛ります。
段ボールは処分
段ボールは処分
物を見ても、最初はなかなか捨てる決断ができません。そんな中でも最初に決断したいのが段ボールです。段ボールはゴキブリのすみかになりやすいので早めに処分しましょう。
その他、捨てやすいのは、割り箸、輪ゴム、チラシ、レシート、見た目がきれいで残しておいた空き箱、雑誌の付録など。
捨てるか迷った場合は、「いつ使ったか」と自分に質問してみましょう。お重のように1年に1回でも使うなら捨てなくていい物。いつ使ったか分からない物は、捨てる物。もしかしたら使うかもと思っても、思い切って捨てられると素晴らしいです。
物を見ても、最初はなかなか捨てる決断ができません。そんな中でも最初に決断したいのが段ボールです。段ボールはゴキブリのすみかになりやすいので早めに処分しましょう。
その他、捨てやすいのは、割り箸、輪ゴム、チラシ、レシート、見た目がきれいで残しておいた空き箱、雑誌の付録など。
捨てるか迷った場合は、「いつ使ったか」と自分に質問してみましょう。お重のように1年に1回でも使うなら捨てなくていい物。いつ使ったか分からない物は、捨てる物。もしかしたら使うかもと思っても、思い切って捨てられると素晴らしいです。
無理せずに、楽して
無理せずに、楽して
無理する片付けは続きません。疲れにくいやり方で、上手に手を抜きましょう。棚を片付けるなら、手の届く中段から。一番上や下は、おっくうになります。中段が片付けば、空いたスペースに上下の物を移動して、使いやすくしましょう。
絶対にやってはいけないのが、片付ける物を一度に「全部出す」こと。出すだけで大変です。そのままの状態でいいので、一点一点、「何があるか確認」。使っていない物は、その時点で処分しましょう。
無理する片付けは続きません。疲れにくいやり方で、上手に手を抜きましょう。棚を片付けるなら、手の届く中段から。一番上や下は、おっくうになります。中段が片付けば、空いたスペースに上下の物を移動して、使いやすくしましょう。
絶対にやってはいけないのが、片付ける物を一度に「全部出す」こと。出すだけで大変です。そのままの状態でいいので、一点一点、「何があるか確認」。使っていない物は、その時点で処分しましょう。
《まずは玄関、廊下》
《まずは玄関、廊下》
玄関や廊下は「取りあえず置き場」になっている家も多いのではないでしょうか。出入りがスムーズになるように、玄関や廊下の床の半分以上は開けることを目指しましょう。
チェックポイント
《玄関》
□げた箱を開けて、靴をチェック
□箱に入れてしまっていた靴も状態を確認
□できれば、全て履いてみる
□履きにくい、歩きにくい靴も廃棄
□余分な靴クリーム、靴ベラ、防水スプレーはないか
□使わない傘、壊れた傘
《廊下》
□廊下で使わない物は、使う場所に移動させる
□処分するつもりだった新聞、雑誌などのごみ類
□段ボールが畳んだまま放置されていないか
□ついそのままのごみが多い場合
→段ボールなどの回収日を、カレンダーに記入(予定を決める)
玄関や廊下は「取りあえず置き場」になっている家も多いのではないでしょうか。出入りがスムーズになるように、玄関や廊下の床の半分以上は開けることを目指しましょう。
チェックポイント
《玄関》
□げた箱を開けて、靴をチェック
□箱に入れてしまっていた靴も状態を確認
□できれば、全て履いてみる
□履きにくい、歩きにくい靴も廃棄
□余分な靴クリーム、靴ベラ、防水スプレーはないか
□使わない傘、壊れた傘
《廊下》
□廊下で使わない物は、使う場所に移動させる
□処分するつもりだった新聞、雑誌などのごみ類
□段ボールが畳んだまま放置されていないか
□ついそのままのごみが多い場合
→段ボールなどの回収日を、カレンダーに記入(予定を決める)
二見文直著『捨てるコツ』(ダイヤモンド社)
二見文直著『捨てるコツ』(ダイヤモンド社)
感想はこちら
感想はこちら