〈地理学者・牧口常三郎の「人生地理学」――その精読の試み〉7 東京学芸大学名誉教授 斎藤毅 2024年10月20日
愛媛県の水郷・大洲市。市内を流れる肱川の鵜(う)飼いは「日本三大鵜飼い」の一つ。「川に釣し、川に棹(さお)さし、河畔に生活し、河水を通路となし、河水の産物を食し、河水の妙趣を味うて生育する吾人は、この大恩恵者に対して、なにほどの感謝をか捧(ささ)ぐる」と牧口先生(papa88/PIXTA)
現代の日本では水上交通としての河川の利用価値こそ低下していますが、資源としての河水は今も大変貴重です。さらに気候変動に伴い、治水の重要性は増大しています。
…
この記事は会員限定です。これより先は聖教電子版への有料会員登録が必要です。