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「ゴヤ 四大連作版画展」が開幕 東京富士美術館で 3月22日まで 2026年2月8日

所蔵品215点を一挙に公開
東京富士美術館で開幕した「フランシスコ・デ・ゴヤ 四大連作版画展」。215点の版画が一挙に公開されている

 東京富士美術館(八王子市)の特別展「フランシスコ・デ・ゴヤ 四大連作版画展」が7日、同美術館で開幕した(3月22日まで)。
 フランシスコ・デ・ゴヤ(1746~1828年)は、18世紀から19世紀にかけて活躍したスペインの代表的画家。版画家としても傑出した存在であり、版画史においてデューラー、レンブラントと並ぶ重要人物と位置付けられている。
 本展では、同美術館が所蔵するゴヤの四大連作版画『気まぐれ』『戦争の惨禍』『闘牛技』『妄』の215点を展示。鋭い社会批判、戦争による悲劇の記録、そして人間の内面的な葛藤を、卓越した描写力と独自の技法で表現した作品群となっている。
 見どころは、四大連作版画を一挙に鑑賞できる貴重な機会となっていること。同美術館の小金丸敏夫学芸員は「ゴヤの四大版画をまとめて展示する機会はほとんどない」と話す。特に注目は、代表作『気まぐれ』の「理性の眠りは怪物を生む」。ヨーロッパでは古来、ロバなどが愚かさの象徴とされていた。教会が強い権力を握っていた時代に、ゴヤは、それらの動物を用いて社会を風刺した。作品には、理性の光によって社会を良くしようという願いが込められている。
 また『戦争の惨禍』では、対仏独立戦争の悲惨さだけでなく、戦後の反動政治による迫害まで描かれている。
 全作品の写真撮影が可能で、SNSへの投稿もでき、入り口にはフォトスポットも設置されている。小金丸氏は「作品と対話してほしい」と来場を呼びかけている。
 来場者からは「戦争の悲惨さを描いた作品に心を痛めました。当時の人々の生活や苦しみを実感し、さらに学びを深めたい」「社会を風刺する凄惨な作品を通し、平和の大切さを心から感じました」等の声が寄せられた。
 また、常設展示室では、各国の駐日大使館などが秘蔵する美術品や文化財が見られる企画展「大使館の美術展Ⅳ 文化交流随想――駐日ガーナ共和国大使館」もスタートした(3月22日まで)。
 作家の世界観と、世界各国の文化が織りなす“美”に触れる機会となるに違いない。

展示案内

 ▽会期=3月22日(日)まで。月曜休館(祝日は開館し、翌火曜休館)。
 ▽開館時間=午前10時~午後5時(入館は同4時30分まで)。
 ▽入場料=一般1000円(800円)、大学・高校生600円(500円)、中・小学生300円(200円)、未就学児は無料。土曜は中・小学生無料。カッコ内は20人以上の団体、65歳以上の方、東京富士美術館のLINE公式アカウント登録者等の各種割引料金。
 ※同館のミュージアムショップは、リニューアル工事のため休業しています。4月中旬ごろ、再開予定です。

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