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ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス氏が創価大学で記念講演 2025年5月31日

  • 持続可能な社会を築く方途を巡って
  • 創大名誉博士号を授与 バングラデシュ大使らが式典に列席
創価大学名誉博士号授与式でユヌス氏が記念講演。創大で学ぶバングラデシュの留学生らも氏を歓迎した(創大本部棟の国際会議場で)
創価大学名誉博士号授与式でユヌス氏が記念講演。創大で学ぶバングラデシュの留学生らも氏を歓迎した(創大本部棟の国際会議場で)

 バングラデシュの首席顧問で、ノーベル平和賞受賞者であるムハマド・ユヌス氏が30日、創価大学(東京・八王子市)で記念講演を行った。
 
 経済学者である氏は、祖国で起きた大飢饉をきっかけとして、1983年にマイクロクレジット(無担保少額融資)を導入した「グラミン銀行」を創設。貧困層、特に女性の自立支援の活動で大きな成果をあげた。この融資形態は現在、60カ国以上に広がる。
 
 こうした活動が高く評価され、2006年にはノーベル平和賞を受賞。マグサイサイ賞、米大統領自由勲章なども授与されている。
 
 講演で氏は、大学では勉学とともに、“自身の望む世界を描く想像力”を養ってほしいと語った。
 
 さらに、大学で得た知識は、貧困地域の人々をはじめ大学で学んでいない人のためにあると強調。現今の地球的課題である環境破壊や経済格差などに触れ、持続可能な社会を築くために氏が長年推進してきた「ソーシャルビジネス」の重要性を訴えた。
 
 この日、貧困層の撲滅に向けた自立支援活動や平和構築への貢献をたたえ、氏に「創価大学名誉博士号」が授与された。授与式で創大の鈴木学長が式辞を述べた。「創価友誼之証」も贈られた。
 
 式典には、バングラデシュのラミア・モルシェドSDGs担当首席調整官、モハマド・シャフィクル・アラム首席顧問報道官、ムハメド・ダウド・アリ駐日大使らが列席した。

講演するムハマド・ユヌス氏
講演するムハマド・ユヌス氏

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