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福光の春を彩る勇気のメロディー 石川・富山で「希望の絆」コンサート 2026年3月30日

音楽隊・関西吹奏楽団が熱演
福光の春を彩る関西吹奏楽団の「希望の絆」コンサート。ときおり、来場者から「ありがとう!」「ブラボー!」など感激の声が。石川総県の表川総県長があいさつした(29日、石川・輪島市のワイプラザ輪島店で)

 音楽隊・関西吹奏楽団による「希望の絆」コンサートが28、29の両日、能登半島地震の被災地で開かれた。
 28日には富山県高岡市の高岡文化会館と石川県七尾市の石川県七尾美術館で、29日には同県輪島市のワイプラザ輪島店で行われ、富山県氷見市・射水市、石川県珠洲市・能登町・穴水町・中能登町等からも多くの人々が来場。来賓として、高岡市の出町譲市長、氷見市の菊地正寛市長(共に高岡文化会館)、七尾市の茶谷義隆市長(七尾美術館)らが出席した。
 ◇ 
 2024年元日に石川県能登地方を震源として発生した地震は、最大震度7を記録。尊い人命が失われ、全壊・半壊を含む住家被害は16万棟を超えた。道路の寸断や断水などが生活基盤を直撃し、富山県の氷見市や射水市、高岡市の一部でも液状化や地盤沈下が発生。さらに同年9月には豪雨が能登半島を襲い、復興への歩みは今なお続く。輪島市では、地震後の大規模火災で焼失した「朝市通り」の再建が課題の一つだ。1200年以上の歴史を持つ輪島朝市は現在、市内のワイプラザ輪島店等に場を移し、出張朝市として営まれている。
 被災した人々に勇気の旋律を届ける今回のコンサートでは、両日共に関西音楽隊の弦楽団による美しい音色で開幕。希望制の指揮者体験コーナーでは、参加者の個性的なタクトの動きに合わせたメロディーに、会場は温かな笑いに包まれた。フィナーレでは北陸の歌「ああ誓願の歌」を披露。不屈の精神に満ちた勇壮な調べが響き渡り、割れんばかりの大拍手が送られた。
 地震で自宅の壁が崩れる等の被害を受けた氷見市の高林充さんは感慨深げに語った。「楽団の皆さんが来場者を楽しませようと真心を尽くされる姿に感動しました。改めて音楽には人を励ます力があると感じました」
 輪島市の柿美幸さんはあふれる思いを口にした。「20年以上にわたり朝市で野菜や漬物などを販売してきました。出張朝市のすぐそばに吹奏楽団を呼ぶことができ、本当にうれしい。復興はまだ道半ばですが、明るく朗らかに地域の皆さんと前進していきます」

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