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創価インターナショナルスクール・マレーシア 第3回入学式 12カ国・地域92人の鳳雛が出発 2025年8月26日

  • 原田会長ら訪問団が祝福

 【クアラルンプール】創価インターナショナルスクール・マレーシア(SISM)の第3回入学式が24日午前、マレーシア・ヌグリスンビラン州スレンバンの同校で行われた。マレーシア、日本、韓国、インド、タイ、シンガポール、アメリカ、オーストラリア、パプアニューギニアなど12カ国・地域から集った92人の鳳雛が晴れやかに出発した。式典には来賓として、同州の教育局関係者らと共に、SISM最高顧問の原田会長、同理事の谷川SGI(創価学会インタナショナル)理事長、永石総合女性部長ら訪問団が出席した。

希望あふれる創価インターナショナルスクール・マレーシアの第3回入学式。フィナーレでは、愛唱歌「共生の輝き」を合唱した。新入生たちは、創立者の願いである“智慧と勇気と慈悲の世界市民”へと成長しゆく挑戦の一歩を踏み出した(24日、同校のハーモニーホールで)
希望あふれる創価インターナショナルスクール・マレーシアの第3回入学式。フィナーレでは、愛唱歌「共生の輝き」を合唱した。新入生たちは、創立者の願いである“智慧と勇気と慈悲の世界市民”へと成長しゆく挑戦の一歩を踏み出した(24日、同校のハーモニーホールで)

 期待と不安が交錯する表情で、新入生たちがキャンパスに集い合ったのは式典3日前。その心を包んだのは、在校生たちだった。新入生に積極的に声をかけ、談笑する姿が校内のあちらこちらで見られた。
 
 「いつも側で優しく支える存在でありたい」「SISMは、成長するための最良の場所であることを伝えたい」「この学校を選んだことを後悔させたくない」と語る在校生たち。その姿には、国籍や文化、宗教を超えて、目の前の一人に寄り添う世界市民の自覚が確かに脈動していた。
 
 親元を離れ、慣れない寮生活を始めた新入生たちに、率直な感想を尋ねてみると、「寂しさよりも、楽しさが勝っています」「一日で10人の友だちができました」「行き交う人みんなが、あいさつしてくれて安心しました」など、弾む声が返ってきた。
 
 SISMは1期生の入学からわずか3年目だが、創立者・池田大作先生の人間主義の理念に基づき、一人一人の個性を尊重し、相互理解と平和の心を育む教育実践が高い評価を受けている。
 
 その証左として、本年上半期、国際的な教育ネットワークである「ユネスコ(国連教育科学文化機関)スクール」への加盟をはじめ、ワールド・ブランド財団の「The BrandLaureate」からの「SMEs最優秀ブランド賞」(未来志向の教育分野部門)に輝いている。
 
 評価の高まりとともに注目度も増しており、今回は、アジアだけではなく、欧米やオセアニア出身の新入生も迎えた。

校舎には、真新しい制服に袖を通した新入生たちの笑顔が輝く
校舎には、真新しい制服に袖を通した新入生たちの笑顔が輝く

 海外から入学したある新入生は、マレーシアのトップクラスのインターナショナルスクールをネットで検索し、約10校を見学。その内の1校がSISMだった。
 
 実際に校舎に足を運ぶと、国際的に認められたカリキュラムや充実した学習施設はもちろん、SISMが掲げる「平和と自他共の幸福のために価値を創造する豊かな人間性と知性を兼備した世界市民を育成する」とのビジョンに心が動かされ、入学を決めたという。
 
 また別の新入生は、多様な国・地域の友人と過ごす学園生活が魅力的で、異文化を学びながら自律心を培っていきたいと入学の抱負を口にした。

豊かな緑に囲まれるSISM。持続可能性と環境に配慮した校舎には、太陽光発電のパネルや雨水を活用する循環システムなどが整備されている
豊かな緑に囲まれるSISM。持続可能性と環境に配慮した校舎には、太陽光発電のパネルや雨水を活用する循環システムなどが整備されている
智慧と勇気と慈悲を備えた世界市民に

 “文明の十字路”と称されるマレーシアに産声を上げ、池田先生が「地球民族の『希望と喜びの光』を放つ世界市民教育の太陽系」と期待を寄せたSISM。キャンパスに流れ通う創立者の心を受け継ぎ、伝統を築く新たな挑戦の旅が始まる――入学式の会場に新入生が入場すると、万雷の拍手が響いた。

在校生の代表がマレー、中国、インドの伝統舞踊を組み合わせた演舞を披露。華麗な舞で団結や調和を表現した
在校生の代表がマレー、中国、インドの伝統舞踊を組み合わせた演舞を披露。華麗な舞で団結や調和を表現した

 式典は、在校生によるマレー、中国、インドの伝統舞踊を組み合わせた演舞で開幕。SISMの活動を紹介した映像を視聴した。続いて余美婷校長が登壇した。余校長は、SISMは生徒第一で、生徒を全ての中心に据えた学校であることを力説。勉学と人格錬磨の青春を歩み、社会に希望と歓喜と変革をもたらすリーダーに成長をと望んだ。
 
 新入生を代表して、タイのピラウィッチ・ラタナプンさん(8年生)とマレーシアのイリース・チョン・ウェイチーさん(10年生)が「誓いの言葉」を発表。生徒会長の岡明子さん(日本、10年生)が「歓迎の言葉」を述べた。その後、生徒全員で、池田先生から贈られた「智慧」「勇気」「慈悲」の指針に基づく「建学の精神」と、「モットー」を朗読した。
 
 最高顧問の原田会長は、池田先生が創価学園に贈った三つの合言葉「先輩は後輩を、弟・妹のようにかわいがって、大切にしていかねばならない」「後輩は先輩を、兄・姉のように尊敬していかねばならない」「絶対に暴力やいじめを許してはならない」を紹介し、これを良き伝統にしてほしいと訴えた。
 
 また、人間の無限の可能性を示した池田先生が最後に創立した“理想の学びや”に集った縁深き学友と、互いに高め合い、強固な絆を結ぶことの大切さを強調。その強き団結が将来、世界平和という人類の理想と希望を実現する力になると語った。
 
 在校生による祝賀のパフォーマンスが行われ、最後にSISMの愛唱歌「共生の輝き」を合唱した。

コーラスグループは、SISMで過ごす日々が、“実り多きものになるように”との思いを歌声に込めた
コーラスグループは、SISMで過ごす日々が、“実り多きものになるように”との思いを歌声に込めた
「ハイプアップクルー」の躍動感あふれるヒップホップダンスに、会場から大きな歓声が
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「ゴールデンホライズンオーケストラ」が、ワルツ「美しく青きドナウ」を演奏
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12カ国・地域から集い合った新入生と、最高顧問の原田会長らが記念のカメラに納まった(24日、SISMで)
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