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〈インタビュー〉 「あれから10年 これから10年」ナレーター・石田亜佑美さん 2025年4月10日

  • BS―TBS 土曜 午後8時54分
  • ※今週は4月10日(木)放送

 東日本大震災で被災した若者らの「10年を経ての今」と「これからの10年」を取り上げる、現在放送中のBS―TBSの番組「あれから10年 これから10年」(土曜、後8・54=聖教新聞社提供 ※今週は4月10日放送)。
 
 同番組では4月5日の放送回から、新ナレーターとして元「モーニング娘。」で宮城県出身の石田亜佑美さんが就いている。仙台市内で震災を経験した彼女が当時を振り返りつつ、番組への思いを語った。

石田亜佑美さん
石田亜佑美さん

 「震災から14年がたち、当時を知らない子どもたちが増えてきています。伝えなくてはいけないことがあるなと思っていた時に、今回のお話を頂き、東北の今を伝えられる、すごく大切な役割だなと感じました」
 
 石田さんは中学2年生の時、市内のダンススタジオで被災。その場にいた数人で小さな机の下に収まり、息を潜めた。
 
 「気持ちの悪い、長い揺れでした。外に出ると町中の人が外にいて、“こんな光景、見たことがない”と思ったことを覚えています」
 
 避難所を訪れるもあまりに人が多く、この先の不安を抱えながら自宅で家族と過ごした。葛藤はあったが「モーニング娘。」のオーディションを受け、2011年9月に合格。アイドルとして芸能活動を始めることになる。

 「加入後に、東北出身初のメンバーが私なんだと知りました。ファンの方々からの応援もあり、東北の代表としての自覚が徐々に芽生えていきました。ライブで訪れた仙台サンプラザホールは、“東北魂”を感じた私の思い出の場所です」
 
 13年間のアイドル活動を経て、昨年12月にグループを卒業した石田さん。番組初出演となった5日の放送では、これから10年の目標を尋ねられ、“今と変わらぬ野心でいる”と答え、仕事に貪欲な姿勢を見せた。

◆誰人にも寄り添える声色で復興への思いを伝えたい

  「“東北では悲しいことがあったよね”だけでは終わらせたくないんです。地元の人の中には、つらい当時を思い出し、話してくださる方もいて。私も被災した一人として、今に至るまでの思いを全部受け止めていきたいし、さまざまな思いを抱えながら、でも前を向こうとする、魅力たっぷりな東北の人の生き方を知ってもらいたい。震災への思いは人それぞれで、前を向いて歩く速さも違います。どんな人にも寄り添える声色で、復興への思いを伝えていきます」

これから10年の意気込みを語る石田さん
これから10年の意気込みを語る石田さん
◆プロフィル

 いしだ・あゆみ 1997年1月7日生まれ、宮城県出身。2011年9月、「モーニング娘。」に加入。12年1月に「ピョコピョコ ウルトラ!」でCDデビュー。昨年12月のコンサートをもってグループおよびハロー!プロジェクトを卒業。仙台放送の番組「あらあらかしこ」に準レギュラー出演している。

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