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ジャン・レノが全てをさらけ出す・・・!? 自叙伝的一人舞台「らくだ」 2026年5月14日
- 世界初演の舞台は日本 東京を皮切りに全国12都市で上演
映画「レオン」や「グラン・ブルー」などで世界を魅了してきたフランスの名優ジャン・レノ。彼が自身の半生を語り、演じ、歌う自叙伝的な一人舞台「らくだ」が、5月10日から東京芸術劇場で上演中だ。過日行われた合同取材会で、本作の製作経緯や見どころを語った。
世界初演となる舞台に、母国から遠く離れた日本で挑む。東京公演を皮切りに全国12都市を巡る。
モロッコ・カサブランカに生まれ、フランスで育ち、そしてアメリカへと進出――。世界を渡り歩きながら、あまたの人生の重みを背負ってきたレノは、「僕の人生はラクダのよう」と語り、今回のタイトルに込めた思いを明かした。
「自身の“内なる動物”が何か、長年考えてきて、ラクダだと思った。人を運ぶ、荷物を運ぶ。ゆっくり歩く。ワシのようにピューッと飛んでいくタイプではない。ゆっくり観察しながら進む。それが自分なんだ」
そんなラクダの背に乗せてきたものとは――。
「まずは家族。そして、苦しみや孤独もあったと思う。もちろん、人との出会いもね」
本作では、自ら脚本を手がけた。どんな物語になっているのか。
「7歳の頃、カサブランカで母と交わした会話が出発点になっているんだ。その後、年齢とともにいろんなことが起きていく。ヨーロッパ、アメリカへと、世界に進出していった僕の“アドベンチャー”について、率直に、誠実に、人々に伝わるような瞬間をピックアップしたよ」
映画でさまざまな人物を演じ続けてきたレノが、今回初めて「自分自身」を表現することを決断した。
「俳優として演じる役柄は、私ではない“他人”なんだ。だから、自分の人物像やこれまでの歩みを(僕の)子どもたちや、皆さんに伝えたいと思った。私は何者なんだ、どこから来たんだということを届けたい。映画で見る俳優ではなくて、生身の自分、人間としての私を見せたい」
ミュージカルのように、物語の間に歌を差し込んで芝居にリズムをつける構想で、8曲ほど披露する予定だ。
初演の舞台に日本を選んだ理由については、「2022年にチャリティー関連のイベントで来日する機会があったけど、その時に日本で創作をしようと決めたよ」「日本が好きな理由!? それを説明するのは難しい。とにかく、私は日本にいると幸せなんだ」と、長年の愛着を口にした。
最後に、「お芝居の中には笑いあり、涙あり、歌もある。皆さんに喜んでいただけることを願っている。劇場でお会いしましょう」と呼びかけた。
東京芸術劇場での初日公演の直前にも取材会が行われ、ジャン・レノは、演出を務めるラディスラス・ショラー、ピアノ担当の音楽家パブロ・ランティと登場した。
レノは、今の気持ちを「50%の自信と50%の緊張」と明かし、「この芝居で語られていることは全て真実。これまでの道のりを正直に語っているよ」と、自らの人生を描き出す作品への覚悟を示した。
そして、「素晴らしいチームに支えられて創作できた」と、ショラーやランティ、スタッフたちに感謝した。
この日、一部のシーンを抜粋して披露する「フォトコール」も行われ、レノの歌唱シーンも公開された(写真下)。
俳優としての原点に立ち返るために、あえて母国を離れ、言語も文化も異なる日本で上演する舞台に、期待が膨らむ。同劇場では、5月24日(日)まで上演。
富山公演=5月30日(土)、31日(日)
兵庫公演=6月4日(木)
静岡公演=7日(日)
宮城公演=16日(火)
石川公演=20日(土)
高知公演=27日(土)
福岡公演=7月4日(土)
山口公演=6日(月)、8日(水)
京都公演=11日(土)、12日(日)
愛知公演=14日(火)、15日(水)
岡山公演=18日(土)、19日(日)
公式ホームページはこちら
















