〈環境〉 地理学者・牧口常三郎の「人生地理学」――その精読の試み 6 2024年9月15日
ケニアのマサイマラ国立保護区。『人生地理学』には「平原は動植物の種類において多からざるも、分量においては最も多く蕃殖(=繁殖)するところ。すなわち地上において生産力の最も豊富なるところにして、かつ最も確実なるところなり」とある(PereZooso/PIXTA)
この章は、「平原と人生」「平原の区別」「高原と人生」「各種平原の分布」などの六つの節から成っています。
牧口師は平原の分類を基本的にヘーゲルの『歴史哲学』に…
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