〈環境〉 地理学者・牧口常三郎の「人生地理学」――その精読の試み 9 2024年11月17日
サンマの水揚げ。日本近海のサンマはオホーツク海から寒流に乗って南下する。『人生地理学』には「海流の種類の多きに応じて、水産物の種類を増加すること知るべきなり。ゆえにもし暖寒両種の海流を具備し、ことにその混和する国あらば、これ水産上無二の天恵国と言うべし。わが国はすなわちそれにはあらざるか」と(jun/PIXTA)
この章は「現勢における海洋」「海流と人生」「海洋と気候」「海洋と衛生」「海洋と心情」など10の節から成っています。
『人生地理学』が書かれた当時、海洋は国際…
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