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歴史は「鏡」=未来への「道しるべ」 〈耳で読む 青春対話〉21 2026年6月15日

 「音声読み上げ」を押すと音声プレーヤーが起動します。いつでもどこでも“耳で読む”ことができます。

―― 青春対話 ――

 ――「歴史は繰り返す」という人もいます。「歴史は繰り返さない」という人もいます。どちらが正しいのでしょうか。

 歴史は、言うなれば、人類の傾向性、因果性、科学性です。「人類の統計学」とも言える。
 たとえば、天気は完全に予測することはできないが、統計的にとらえて傾向性を見ることができる。人間の心も、よくわからないが、歴史を追っていくことによって傾向性を見ることができるのです。
 だから「歴史」の研究は、「人間」の研究と言ってよい。とくに、全員が歴史家になるわけではないのだから、大切なのは、歴史を「鏡」として、未来をどうつくっていくかということです。
 諸君が、新しい歴史をつくるのです。「鏡」がないと、自分の顔も姿もよくわからない。「鏡」があれば、ここはこうすればいいとわかります。
 日本では古来、歴史書を「鏡」と呼んできた。「大鏡」とか「今鏡」「水鏡」「増鏡」と。
 戸田先生も「歴史は大事だ。歴史は、過去から現在、現在から未来へ、より確実に平和をめざし、人類の共存をめざす道しるべとなる」と言われていた。
 今、残っている歴史の全体を、個人で把握することは、なかなかできない。だから大事なのは、歴史観をしっかり身につけることなのです。

(青春対話1 第3章 P226~227)

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