〈許すまじ核の爪 戦後80年 信仰体験〉 伝えゆく 平和の覚悟 2025年7月31日
展示の最後には1枚の写真がある。被爆後の焼け野原で唇をギュッとかみ締め、弟を背負った少年が何かを見つめている。瞳の先にあるのは火葬場。幼い弟は、すでに息絶えていた。「どんな時代になっても、こういう子を二度と生み出してはいけないですよね」と話す古場さんの目には、涙が浮かんでいた
【長崎市】その手記は「二人の母」というタイトルで始まっていた。〈あの一瞬の閃光が、私の全くあずかり知らぬところで、私の体内に受け継がれ、そして我が子の体内へと…
この記事は会員限定です。これより先は聖教電子版への有料会員登録が必要です。