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きょう「芸術部の日」――インド・ムンバイで輝く芸術部員 2026年3月8日

平和を開く文化の舞
BSGの芸術部員らが、常勝西インド総会で新愛唱歌「エバー・ビクトリアス(常勝)」を力強く歌った(1月26日、ムンバイ市内で)

 「人間の、人間による、人間のための文化の舞が、この世の悲惨をなくします。民衆の、民衆による、民衆のための芸術の舞が、この世を平和に照らすのです」――池田先生は、芸術部の友に呼びかけた。
 きょう8日は「芸術部の日」。池田先生のもとで同部が結成され、本年で64周年を迎えた。文化の力で平和を開く人華の連帯は、世界中に広がる。
 インド最大の経済都市ムンバイでも、“妙法の芸術家”が桜梅桃李の輝きを放つ。同地は世界最大の映画産業都市としても名高く、旧称のボンベイとハリウッドをかけて“ボリウッド”と称される。ここでは、ムンバイの地で活躍するインド創価学会(BSG)の芸術部員を紹介する。

俳優 マーナブ・ゴヒルさん
映画等で25年にわたり活躍

 マーナブ・ゴヒルさん(本部長)は、インドの実力派俳優として知られる。25年にわたり、映画やテレビ、舞台など、幅広い分野で活躍してきた。
 「浮き沈みの激しい芸能界で長く生き残れたのは、この信心で“誠実な振る舞いこそ信頼の基盤になること”を学んだからです」とほほ笑む。
 22年前、付き合っていた女性に誘われ、BSGの会合に参加。彼女も入会して半年余りだったが、生き生きと学会活動に励んでいた。
 当時、二人には大きな悩みがあった。それはゴヒルさんの仕事が安定していなかったため、彼女の父親が結婚に反対していたことだった。
 悩みを乗り越えようと彼女と一緒に祈り始め、小さな役でも全力で演じた。すると徐々に、仕事が舞い込むように。ゴヒルさんは信心の確信を深めるとともに、“自分が変わることによって、社会も変えられる”との人間革命の哲学に共感し、2004年7月に入会した。
 「明るく変わっていく私たちの姿を見て、彼女の両親もBSGのメンバーになりました」
 その後、彼女の父親の了解も得られ、結婚。12年5月には待望の子どもを授かった。
 だが、その頃、仕事が思うようにいかず、現実の厳しさに打ちひしがれていた。
 そんな彼にとって前を向く力になったのが、池田先生の言葉だった。「『思うようにいかない』『絶対に無理』――その時こそ信心を深めるチャンスだ。自分を悩ませる人や課題が、自分を鍛えてくれる」
 師の言葉を抱き締め、ゴヒルさんは“今こそ信心で立ち上がろう”と一大決心。真剣に題目を唱え、朝から晩までメンバーの家庭訪問に歩いた。折伏にも果敢に挑み、20人を超える友が入会した。
 誠実一路に仕事に取り組み、演技力にも磨きをかけた。
 そうした中、映画、テレビに多数出演。その中の一つ、インドの人気テレビドラマシリーズ「テナリ・ラーマ」では、19年に「インド・テレビジョン・アカデミー賞」で助演男優賞にノミネートされた。
 現在は、動画配信サービスで話題作にも出演し、大きな注目を浴びている。
 ゴヒルさんは瞳を輝かせる。「仕事で携わる多くの方々と価値創造の対話を重ねながら、最高の作品を作れるよう頑張りたい。そして妙法の芸術家として、希望を送る存在に成長していきます」

俳優 ティロタマ・ショームさん
主演女優賞受賞の芸術部長

 本年で入会30年の佳節を迎えるティロタマ・ショームさん(婦人部本部長)。現在、BSG芸術部長として、メンバーの激励に奔走する。
 国民的俳優で、主な映画だけでも35本以上の作品に出演。2018年公開の映画「Sir」(邦題「あなたの名前を呼べたなら」)では主役を務め、インドで最も権威のある「フィルムフェア賞」の批評家賞で主演女優賞を受賞。ニューヨーク・インド映画祭でも、同作で主演女優賞に輝いている。
 「でも、元はシャイな性格で、とても人前で話すような人間ではありませんでした」
 転機となったのは、学生部時代。デリー大学に通っていた頃、劇団員のオーディションがあった。俳優に憧れたものの、長年、吃音に悩まされ、話すことが苦手だった。
 諦めかけた時、BSGの先輩が激励してくれ、奮起。唱題根本に努力を続け、プロの劇団に入団することができた。
 家計が困窮する中、アルバイトをしながら、勉学と劇団の両立に励んだ。劇団では、他の人の“10倍”努力すると決め、演技力を磨いた。気が付けば、吃音も克服していた。
 01年、映画「モンスーン・ウェディング」のメイド役として抜てきされ、夢が実現。この作品はベネチア国際映画祭の最高賞「金獅子賞」に輝き、彼女も一躍有名になった。
 04年1月、BSGの代表として本部幹部会に出席。席上、池田先生は芸術部の友に語った。
 「『創価学会のダイヤ』とは何か。それは芸術部の皆さんである」「誇りをもって、自分らしく、使命の道を歩んでいただきたい」
 これが、彼女の人生の指針となった。その後、仕事の依頼が途絶え、苦しい時期もあった。だが、師の言葉を胸に、目の前の役に全力を尽くし、徐々に状況は好転していった。
 しかし19年、大きな苦難に襲われた。最愛の母が腎臓がんを患ったのだ。ステージ4。「余命6カ月」と宣告された。
 一家の宿命転換を懸けて、かつてない唱題と折伏に挑戦。その中で、手術などの治療が奏功し、母親は病を乗り越えた。
 「池田先生が教えてくださったように、“創価のダイヤ”である芸術部は、あらゆる試練に信心で打ち勝ち、周囲を明るく照らす使命があると思います」
 そう語るショームさんは今、3人の友人と唱題に挑戦中。さらなる栄光の峰へ、広布前進を固く誓う。

作曲家・歌手 ロチャック・コーリさん
国際インド映画アカデミー賞の音楽監督賞を獲得

 〽われら常勝
  栄あれ
  われら常勝 
  永遠に勝ち続けん……
 
 明るく軽快な曲に乗せて、爽やかな歌声が会場に響きわたった。常勝西インド総会(1月26日)で発表された、新愛唱歌「エバー・ビクトリアス(常勝)」である。この歌の作曲を担当したのが、ロチャック・コーリさん(支部長)だ。
 「イメージしたのは、70年前の『大阪の戦い』です。恩師のために一人立ち上がり、不滅の金字塔を打ち立てた池田先生に続いて、今度は私たちが総立ちとなり、地涌の連帯を広げようとの誓いを表現しました」
 歌詞は、BSGの代表と芸術部の友が先生の指導を学びながら何度も話し合い、作成した。コーリさんも同様に、先生の指導を読み深め、懸命に祈った。
 ギターで曲の中心となるメロディーを作り、そこにピアノやドラムなど、さまざまな音を重ねていった。「完成するまで全然寝られず大変でした(笑)。でもそのおかげで、自分の世界が広がったように感じます」
 コーリさんは、信心強盛な妻の紹介で16年前に入会。しかし当初は、学会活動に消極的だった。自宅で座談会を開いていても顔を出さなかった。
 ある時、BSGの友から「座談会で合唱を披露するんだけど、君も参加してみないか」と誘われた。妻にも頼まれ、しぶしぶ練習会へ。そこで、悩みを抱えながらも温かく励まし合う創価家族の姿に胸を打たれた。
 以来、活動に積極的に参加。その中で自らの半生を顧みた。音楽が大好きでラジオ局に勤めて部長職に昇進したものの、いつも周囲に怒ってばかり。友人も離れていった。唱題を重ねる中、自分らしく生きようと決意。2011年にラジオ局を辞め、作曲の仕事に打ち込んだ。
 すると翌年、作詞作曲に携わった楽曲「パニダラング(水の色)」がボリウッド映画に採用され、グローバルインド音楽アカデミー賞などに輝いた。
 だが、競争の激しい世界で売れ続けるのは並大抵のことではなかった。料金も払えず、電気が止められたことも。それでも信心だけは一歩も引かなかった。御本尊の前に端座し、先生の指導を命に刻んだ。
 人には、思いやりを持って接した。その中で、映画監督やプロデューサーから作曲の話が舞い込むように。19年には、「国際インド映画アカデミー賞」の音楽監督賞を獲得した。
 「池田先生が誇りだと思ってくれるような自分になる。これが、一番の目標です」。コーリさんの挑戦は続く。

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