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【電子版先行】終戦80年に寄せて 原田会長が談話を発表 2025年7月31日

池田先生の初訪中から50周年を迎えた昨年5月、原田会長を総団長とする「創価学会代表訪中団」が、北京大学で行われた中日友好青年交流会に参加。終了後、訪中団の青年メンバーが、北京大学、中国人民大学、北京外国語大学の学生と記念のカメラに納まった
8月15日の「終戦の日」を前に、原田会長が「不戦の世紀へ 時代変革の波を」と題する談話を発表した。(全文は8月1日に配信)
その中で原田会長は、第2次世界大戦による犠牲者に哀悼の意を述べた上で、現在も各地で紛争による一般市民の犠牲が広がっている状況に対し、深い憂慮の念を表明。ウクライナや中東のガザ地区を巡る紛争の早期終結とともに、国際人道法の遵守を強く呼びかけている。
また、創価学会の平和運動の源流が、戦時中に軍部政府の弾圧によって投獄された、初代会長・牧口常三郎先生と第2代会長・戸田城聖先生の獄中闘争にあることに言及。
二人の師の信念を受け継いだ第3代会長の池田大作先生が、戦時中に日本が甚大な被害をもたらしたアジア太平洋地域の国々との友好を広げる努力を重ねてきた歴史を振り返りつつ、戸田先生の「原水爆禁止宣言」の意義に触れて、創価学会の社会的使命は世界の民衆の生存の権利を守り抜くために「核兵器のない世界」を築くことにあると訴えている。
その上で、「青年交流」「宗教間対話」「グローバルな民衆の連帯の拡大」の三つの取り組みを基軸にしながら、192カ国・地域に広がるSGI(創価学会インタナショナル)のメンバーと共に「不戦の世紀」の建設を目指すことを表明している。