トルストイが大著『復活』を執筆。葛飾北斎が代表作「冨嶽三十六景」を発表。マンデラ氏が27年半の獄中闘争を終えて南アフリカの再建に踏み出す――これらは、いずれも70代前半で成した出来事である。トルストイと北斎はその後も筆を執り続け、マンデラ氏は75歳で大統領に就任した▼新たな挑戦とは、何も若者だけの特権ではない。地域でも70歳を超えて町会役員やボランティア活動などに励む人は多い。かつて本紙に登場した脳内科医の加藤俊徳氏によれば、「新たな挑戦は、脳にとって最高の栄養素」になるという▼率先して地域に友情と貢献の輪を広げようと奮闘する多宝会の先輩方を見ていると、確かにそうだとうなずける。その生き生きとした姿は、御聖訓「年はわこうなり、福はかさなり候べし」(新1543・全1135)の証明と言えよう▼トルストイは晩年に記している。「われわれは、われわれのこの世における使命を完全にはたすために、われわれの仕事を明日に延期することなく、あらゆる瞬間において、自分の全力を傾注して生きなければならない」(小沼文彦訳編)▼使命を自覚した人は、いつまでも若い。青年の心意気で、きょうも挑戦の一歩を。元気に楽しく朗らかに!(民)
トルストイが大著『復活』を執筆。葛飾北斎が代表作「冨嶽三十六景」を発表。マンデラ氏が27年半の獄中闘争を終えて南アフリカの再建に踏み出す――これらは、いずれも70代前半で成した出来事である。トルストイと北斎はその後も筆を執り続け、マンデラ氏は75歳で大統領に就任した▼新たな挑戦とは、何も若者だけの特権ではない。地域でも70歳を超えて町会役員やボランティア活動などに励む人は多い。かつて本紙に登場した脳内科医の加藤俊徳氏によれば、「新たな挑戦は、脳にとって最高の栄養素」になるという▼率先して地域に友情と貢献の輪を広げようと奮闘する多宝会の先輩方を見ていると、確かにそうだとうなずける。その生き生きとした姿は、御聖訓「年はわこうなり、福はかさなり候べし」(新1543・全1135)の証明と言えよう▼トルストイは晩年に記している。「われわれは、われわれのこの世における使命を完全にはたすために、われわれの仕事を明日に延期することなく、あらゆる瞬間において、自分の全力を傾注して生きなければならない」(小沼文彦訳編)▼使命を自覚した人は、いつまでも若い。青年の心意気で、きょうも挑戦の一歩を。元気に楽しく朗らかに!(民)