〈地理学者・牧口常三郎の「人生地理学」――その精読の試み〉4 東京学芸大学名誉教授 斎藤毅 2024年7月21日
空から見たスエズ運河。全長193・3キロ。スエズ地峡を開削し、1869年に開通した、地中海と紅海を結ぶ人工水路。「地峡における運河開鑿(かいさく)の計営せられたる最も大規模のものは、スエズ運河にすぐるものあらず」と牧口先生は言う(inyNAGASAKI/PIXTA)
「陸地の縊れて狭細となりし処」が地峡です。主に水上交通を想定して生まれた概念で、二つの海域や河川などが細い陸地で隔てられているところ。スエズ地峡やパナマ地峡が…
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