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東日本大震災から15年――東北で福光勤行会 2026年3月12日

  • 全犠牲者の冥福と復興を厳粛に祈念
宮城・石巻文化会館で行われた勤行会。飯尾総宮城女性部長は、地域に幸の連帯を広げようと語った
宮城・石巻文化会館で行われた勤行会。飯尾総宮城女性部長は、地域に幸の連帯を広げようと語った

 東日本大震災の全犠牲者の冥福と被災地の復興を祈念する「福光勤行会」が11日、東北各県の31会場で厳粛に営まれた。

 東北をはじめ各地に甚大な被害をもたらした2011年同日の震災から15年。みちのくの同志は、池田大作先生の励ましを抱き締め、絆も固く“福光の歩み”を重ねてきた。

 宮城・石巻躍進県の勤行会は石巻文化会館で行われた。

 今村東北長は、師弟共戦の心で粘り強く苦難に立ち向かってきた石巻の友の姿は世界の希望であると述べ、広布の総仕上げへ桜梅桃李の前進をと語った。

岩手の大船渡文化会館での勤行会。津波で自宅を流失した佐藤幹雄さんは「苦難に負けない信心をこれからも貫いていきます」と
岩手の大船渡文化会館での勤行会。津波で自宅を流失した佐藤幹雄さんは「苦難に負けない信心をこれからも貫いていきます」と
震災当時、一時避難所になった福島・いわき平和会館。福島王者県の友が集い、犠牲となった方々に追善の題目を送った
震災当時、一時避難所になった福島・いわき平和会館。福島王者県の友が集い、犠牲となった方々に追善の題目を送った

 石巻市は、震災で壊滅的な被害のあった地域の一つ。広範囲で地盤沈下や液状化が発生し、沿岸部は巨大な津波にのまれた。

 太平洋に突き出た同市の牡鹿半島で暮らす伊藤恵子さん(支部女性部長)は、夫の信之さん(副本部長)と切り盛りする捕鯨会社も、自宅も津波に流された。

 残ったのは陸に打ち上げられた捕鯨船だけ。家族の命は助かったが、周囲にはさらに深刻な状況の人が多くいた。

 「命ある限り、この地で踏ん張る使命があるんだと感じました」と伊藤さんは振り返る。“心の財だけは壊されない”との師の言葉を胸に、地域の同志と支え合いながら、再起を目指して一歩また一歩と前へ進んだ。

 “牡鹿の皆が喜ぶ実証を”と唱題根本に夫婦二人三脚で進む中、自社製品の冷凍加工の工夫が評判に。口コミはどんどん広がり、旅館や飲食店などから注文が相次いだ。

 さらに本年1月、県の水産加工品の品評会で「宮城県知事賞」を受賞。その不屈の姿は地域に勇気の波動を広げている。

 被災後の人口減少や高齢化など復興への課題は多い。しかし、伊藤さんは誓う。「強き祈りと行動で、愛する牡鹿の発展に尽くします!」

 自他共の幸福に生きゆくみちのくの友の胸中には、師と築いた「心の財」が燦然と輝いている。

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