作家・北方謙三氏の小説『三国志』(角川春樹事務所)には暴虐の限りを尽くす董卓の討伐に立ち上がった曹操の姿が描かれている。この時、曹操の盟主である袁紹はたじろぎ、兵を動かさずに傍観していた▼曹操は相手の圧倒的な兵力を前に命からがら敗走。本陣に戻った際、負けは見えていたと諭す袁紹をこう喝破した。「私は闘って負けた。そして諸君は、闘わずして負けた」。そして義の戦に胸を張り、共に死力を尽くした臣下を率いて袁紹と決別する▼あるリーダーが会合で拡大に挑んだ自らの体験を述べた。本紙の購読推進をしようと何十人と語るも、けんもほろろ。それでも紙面を見せながら対話を重ね、ようやく一人から「皆の笑顔がすてきだね」と反応があり、推進できたという▼その話を聞いた参加者は、最後はできたという成功談より、何度もつまずいたという失敗談に共感していた。「断られることを恐れて何も言わないのではなく、断られてもいいと思うと逆に勇気が出た」と▼「失敗しても、何も恥ずかしいことではないのです。『失敗は成功のもと』です。失敗することが恥ではなく、むしろそれを恥と思う心こそ卑しむべき」だと池田先生。挑戦の心を忘れない。その人が最後は勝つ。(靖)
作家・北方謙三氏の小説『三国志』(角川春樹事務所)には暴虐の限りを尽くす董卓の討伐に立ち上がった曹操の姿が描かれている。この時、曹操の盟主である袁紹はたじろぎ、兵を動かさずに傍観していた▼曹操は相手の圧倒的な兵力を前に命からがら敗走。本陣に戻った際、負けは見えていたと諭す袁紹をこう喝破した。「私は闘って負けた。そして諸君は、闘わずして負けた」。そして義の戦に胸を張り、共に死力を尽くした臣下を率いて袁紹と決別する▼あるリーダーが会合で拡大に挑んだ自らの体験を述べた。本紙の購読推進をしようと何十人と語るも、けんもほろろ。それでも紙面を見せながら対話を重ね、ようやく一人から「皆の笑顔がすてきだね」と反応があり、推進できたという▼その話を聞いた参加者は、最後はできたという成功談より、何度もつまずいたという失敗談に共感していた。「断られることを恐れて何も言わないのではなく、断られてもいいと思うと逆に勇気が出た」と▼「失敗しても、何も恥ずかしいことではないのです。『失敗は成功のもと』です。失敗することが恥ではなく、むしろそれを恥と思う心こそ卑しむべき」だと池田先生。挑戦の心を忘れない。その人が最後は勝つ。(靖)