「分かりやすい、いい内容でした。しかも声が若武者のようで、心に響きました」。青年部リーダーが登場した、インターネットラジオ番組「ラジオ　SEIKYO　LABO」に寄せられた聴取者の感想▼声は人なり――声は、人格や人間性の発露である。例えば、朝のあいさつの声にも、その人の生命状態や一日を出発する心意気が表れる。張りのある声、弱々しい声、明るい声、暗い声……。声は「その人が持つ特性」と言えるかもしれない▼「声は何にもまして一人の人間の姿を正しく表わします」（小林一宏訳）とは、スペインの哲学者オルテガの言葉。彼は講義の際、マイクを使うことを残念がった。マイクは声を容赦なく機械化するからだという。75年以上前の話だが、当時のマイクの性能の悪さを差し引いても、人の声に対する思いは深い▼仏法では、声が「仏の仕事」をすると説く（新985・全708ほか、趣意）。私たちの声が人の心を動かし、社会や世界を変え、輝く未来をつくっていく。立正安国の戦いは言論戦であり、日蓮大聖人は「言わずんばあるべからず」（新25・全17）と訴えられている▼声を上げることから新しい歴史が始まる。さあ、今日も友の心に「希望の声」を届けよう！（川）

　「分（わ）かりやすい、いい内容でした。しかも声が若（わか）武（む）者（しゃ）のようで、心に響（ひび）きました」。青年部リーダーが登場した、インターネットラジオ番組「ラジオ　SEIKYO　LABO」に寄せられた聴（ちょう）取（しゅ）者（しゃ）の感想▼声は人なり――声は、人格や人間性の発（はつ）露（ろ）である。例（たと）えば、朝のあいさつの声にも、その人の生命状態や一日を出発する心（こころ）意（い）気（き）が表（あらわ）れる。張（は）りのある声、弱々しい声、明るい声、暗い声……。声は「その人が持つ特性」と言えるかもしれない▼「声は何にもまして一人の人間の姿（すがた）を正しく表（あら）わします」（小林一宏訳）とは、スペインの哲（てつ）学（がく）者（しゃ）オルテガの言葉。彼は講義の際（さい）、マイクを使うことを残念がった。マイクは声を容（よう）赦（しゃ）なく機械化するからだという。75年以上前の話だが、当時のマイクの性能の悪さを差し引いても、人の声に対する思いは深い▼仏法では、声が「仏の仕事」をすると説（と）く（新985・全708ほか、趣（しゅ）意（い））。私たちの声が人の心を動かし、社会や世界を変え、輝（かがや）く未来をつくっていく。立（りっ）正（しょう）安（あん）国（こく）の戦いは言（げん）論（ろん）戦（せん）であり、日蓮大聖人は「言わずんばあるべからず」（新25・全17）と訴（うった）えられている▼声を上げることから新しい歴史が始まる。さあ、今日も友の心に「希望の声」を届（とど）けよう！（川）