自分が変われば相手も変わる。このことは脳のミラーニューロンの働きからも言える。この神経細胞は、相手の表情や行動を自分の脳内で鏡のように映し出す。その“無意識にまねる”脳の仕組みに支えられ、私たちは他者に共感したり、動きを模倣したりできる▼同時に自分の姿もまた、相手の脳で再現される。だからこそ自分がより良く変わることが、周りに良い影響を与えることにつながるのだ▼自分が変わり、周囲を変える。この人間革命の運動こそ、たとえ時間を要しても人類の危機回避の永続的な力となる――それは50年前の5月16日に、池田先生とローマクラブ創設者のペッチェイ博士が初めて語り合った時の結論だった▼現代は核戦争の脅威や地球温暖化による異常気象など、影響を受けない人はいない地球的課題に直面する。一人一人の行動変革や平和の連帯を拡大することは急務であり、人間革命の実践を貫く私たちの使命はいやまして大きい▼先生と博士が編んだ対談集『21世紀への警鐘』で、最後に博士が語った言葉のままに自分の足元から行動を起こしたい。「われわれは人間革命を推進すべく、力の及ぶかぎりあらゆる手を尽くさなければなりません――手遅れにならないうちに」(聖)
自分が変われば相手も変わる。このことは脳のミラーニューロンの働きからも言える。この神経細胞は、相手の表情や行動を自分の脳内で鏡のように映し出す。その“無意識にまねる”脳の仕組みに支えられ、私たちは他者に共感したり、動きを模倣したりできる▼同時に自分の姿もまた、相手の脳で再現される。だからこそ自分がより良く変わることが、周りに良い影響を与えることにつながるのだ▼自分が変わり、周囲を変える。この人間革命の運動こそ、たとえ時間を要しても人類の危機回避の永続的な力となる――それは50年前の5月16日に、池田先生とローマクラブ創設者のペッチェイ博士が初めて語り合った時の結論だった▼現代は核戦争の脅威や地球温暖化による異常気象など、影響を受けない人はいない地球的課題に直面する。一人一人の行動変革や平和の連帯を拡大することは急務であり、人間革命の実践を貫く私たちの使命はいやまして大きい▼先生と博士が編んだ対談集『21世紀への警鐘』で、最後に博士が語った言葉のままに自分の足元から行動を起こしたい。「われわれは人間革命を推進すべく、力の及ぶかぎりあらゆる手を尽くさなければなりません――手遅れにならないうちに」(聖)