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時代変革の潮流を若き熱と力で――広島青年部アクションフォーラム 2025年8月5日

  • 被爆体験の聴講やフィールドワークを実施
広島青年部のアクションフォーラムから。右上から時計回りに、佐藤廣枝氏の被爆体験の聴講、参加者が原爆死没者慰霊碑に献花、今後の取り組みなどをディスカッション、被爆の実相を学んだフィールドワーク(3日、広島市内で)
広島青年部のアクションフォーラムから。右上から時計回りに、佐藤廣枝氏の被爆体験の聴講、参加者が原爆死没者慰霊碑に献花、今後の取り組みなどをディスカッション、被爆の実相を学んだフィールドワーク(3日、広島市内で)

 被爆80年の「原爆の日」を前に、広島青年部の平和研修会「ヒロシマアクションフォーラム」が3日、広島市内の広島平和記念資料館で開かれた。

 広島創価学会では本年、「ヒロシマ アクション2025」を掲げ、核兵器禁止条約の推進や草の根の平和学習会等を実施。“二度と核兵器を使わせてはならない”との誓いを強くしながら、行動の連帯を広げてきた。

 フォーラムでは、広島青年平和委員会の活動報告の後、渡部総広島青年部長があいさつ。被爆者の平均年齢が86歳を超えたことに言及し、被爆者が語り続けてきた思いを継ぎ、核廃絶の潮流を起こしていこうと呼びかけた。

 次いで、NPO法人「HPS(ヒロシマ・ピース・ステーション)国際ボランティア」理事長の佐藤廣枝氏の被爆体験を聴講した。氏は1945年8月、7歳の時に、動員学徒だった兄を捜して母と共に疎開先の廿日市市から広島市内に入り、入市被爆した。

 原爆投下から2日後に広島市内で目にしたのは、見渡す限りの焼け野原の中、遺体がトラックで運ばれていく光景だった。それは、今もなお目に焼き付いて離れない。原爆で兄を亡くし、家を失い、さらに、弟や妹を支えるために、体調を崩した母に代わり働いた。その後、“生きたくとも生きることができなかった兄の分まで頑張ろう”との母の言葉を胸に、2005年にHPS国際ボランティアを設立。原爆の悲劇を語り続けてきた――。体験を語りつつ、氏は、残念ながら今も世界で戦争は続いていると述べ、核兵器も戦争も絶対にあってはならないと力を込めた。

 続いて、今後の平和活動などをテーマに参加者がディスカッション。南青年平和会議議長は創価の三代会長の平和行動に続き、若き熱と力で核なき世界を築こうと語った。その後、平和記念公園で被爆の実相を学ぶフィールドワークが行われた。

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