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〈四季の輝き――池田先生の心〉 仏の生命開く最高の人間芸術を 2025年11月2日

 紅や黄金に色づく木の葉が穏やかな陽光に照らされ、鮮やかなグラデーションをつくり出す。1998年11月、池田大作先生が京都の錦秋をカメラで切り取った。
 あす11月3日は「文化の日」。創価学会では人間文化の創造を目指し、この日を「創価文化の日」として寿ぐ。「広宣流布は文化運動だ」との恩師・戸田城聖先生の言葉を胸に、池田先生は音楽隊、富士鼓笛隊を結成した。芸術部をはじめ、文化の力で心を結ぶ友の活躍をたたえてきた。“文化の旗手”の誇りで、平和を創る友好の語らいを朗らかに広げよう。

 美という普遍的な次元には、
 生命を高めて、他人の不幸の上に
 自分の幸福を築くという
 自己中心性を打ち破る力があります。
 そして、いかなる差異も超えて、
 共に「生きる喜び」をもって、
 人類を結び合わずにはおかない
 不思議な力があるのです。

 活発なる「美の往来」そのものが、
 平和への決意であり、平和の証である。
 平和と文化交流は、
 深い次元で一体であるからだ。
 争いが増えれば、文化も荒み、
 時代は暗い破壊の方向へ
 落ち込んでしまう。
 芸術の交流は、
 その悪の連鎖に立ち向かっていく
 精神の武器であると、
 私は信じ、行動している。

 我らの自行化他の実践は、
 自らの心を磨き、
 万人の心を開きゆく
 聖業といえまいか。
 皆で励まし合いながら
 最も尊貴な仏の生命を
 輝かせていく連帯は、
 「最高の人間芸術」そのものである。

 人生は波瀾万丈の劇だ。
 苦難の夜を越えれば、
 晴れわたる朝が来る。
 試練の風雪を耐え抜いてこそ、
 栄光の太陽は輝きわたる。
 我らは、何があろうとも
 毅然と前を向き、
 断固として使命の舞台で舞う。
 苦悩に沈む友には勇気を送り、
 戦い疲れた友には安穏をもたらし、
 孤独に悩む友には希望を広げる。
 持てる力を自他共に発揮しながら、
 大いなる勝利劇の主人公となって
 「人間はかくも偉大なり!」と
 謳い上げていくのだ。

 ※池田先生の言葉は順に、本紙2013年10月9日付「中国・大連芸術学院『名誉教授』称号授与式での謝辞」、『池田大作全集』第134巻、3・4番目は『随筆 人間勝利の光道』から抜粋。

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