本年、内閣府が公表した調査によれば、約4割の人が「孤独感がある」と回答した。孤独は世代を超えた課題であり、1日15本のタバコを吸うのに匹敵するほど、心身に悪影響をもたらすとされる。昨年施行された「孤独・孤立対策推進法」は「人と人との『つながり』が生まれる社会」を目指している▼「時代の縮図」といわれる「団地」も、近年は高齢世帯が増え、住人の孤立が問題となっている。近隣の交流や集まりが減る中で求められるのは、顔を合わせ、声をかけ合う“心の醸成”だろう▼ある女性部員は居住する団地で8年前から自治会の事務局長を担う。“目配り、気配り、心配り”をモットーに、日頃から笑顔であいさつし、積極的に話しかけ、困り事にも迅速に対応。それが事故の未然防止につながったことも。今では一緒に声かけに回る住人も増えた▼池田先生は「団地で築き広げていく人間共和の連帯こそ、未来を世界を照らしゆく、希望のモデル」と。地道な交流を通して育まれる絆は、孤立を共生に、分断を結合に転じゆく力となる▼6月25日は「幸福城部の日」。わが使命の団地・地域で、勇んで友と会い語り、つながりを大切にしていきたい。きょうも、あの友この友に励ましの幸風を!(虎)
本年、内閣府が公表した調査によれば、約4割の人が「孤独感がある」と回答した。孤独は世代を超えた課題であり、1日15本のタバコを吸うのに匹敵するほど、心身に悪影響をもたらすとされる。昨年施行された「孤独・孤立対策推進法」は「人と人との『つながり』が生まれる社会」を目指している▼「時代の縮図」といわれる「団地」も、近年は高齢世帯が増え、住人の孤立が問題となっている。近隣の交流や集まりが減る中で求められるのは、顔を合わせ、声をかけ合う“心の醸成”だろう▼ある女性部員は居住する団地で8年前から自治会の事務局長を担う。“目配り、気配り、心配り”をモットーに、日頃から笑顔であいさつし、積極的に話しかけ、困り事にも迅速に対応。それが事故の未然防止につながったことも。今では一緒に声かけに回る住人も増えた▼池田先生は「団地で築き広げていく人間共和の連帯こそ、未来を世界を照らしゆく、希望のモデル」と。地道な交流を通して育まれる絆は、孤立を共生に、分断を結合に転じゆく力となる▼6月25日は「幸福城部の日」。わが使命の団地・地域で、勇んで友と会い語り、つながりを大切にしていきたい。きょうも、あの友この友に励ましの幸風を!(虎)