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米・池田国際対話センター 第21回 文明間フォーラム 2025年10月29日
分断の時代における差異を巡って
アメリカの「池田国際対話センター」の第21回「文明間の対話のための池田フォーラム」が9月26日(現地時間)、マサチューセッツ州ケンブリッジ市の同センターで開かれた(写真)。
同フォーラムは、2004年にスタート。池田先生の思想を軸とし、学識者の講演や参加者の議論を通じて、人類共生への方途を探ってきた。今回は「分断の時代における差異との向き合い方」をテーマにディスカッションなどを行った。
マー所長のあいさつの後、米ウェルズリー大学のカティア・コンフォーティーニ教授が、池田先生の「人間革命の思想」には個人の変革だけでなく、地域や国などコミュニティーを変革できるという信念が込められていると力説した。
同大学のナディヤ・ハジ准教授は、固定観念を捨てて、価値観などの違いを受け入れることが重要であると強調し、その行為が分断を防ぎ、団結を生むことにつながると訴えた。
SGI国連事務所のアナ・イケダ氏は、私たちの中にある「憎しみや分断を生む心の働き」を乗り越えることが協調への第一歩であると言及。ボストン大学のジェームズ・マッカーティ臨床助教授は、池田先生の言葉を引用しつつ、他者と理解し合うには、まず対話の中で自身の考え方やアイデンティティーを変革する勇気を持つことであると語った。














