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〈声〉 読者の投稿 岐阜、佐賀、愛知、東京から 2025年9月3日

山形・上山市内の武家屋敷通りに咲くリコリス。花の名前はギリシア神話の海の女神の名が由来とされている
山形・上山市内の武家屋敷通りに咲くリコリス。花の名前はギリシア神話の海の女神の名が由来とされている
成長する後継は 地区の期待の星

 岐阜県美濃加茂市 吉田雅俊(76歳)
 
 今年の春に高校を卒業して社会人となった、わが広宣地区のYさん。
 
 小学生の頃は毎月の座談会で未来部コーナーを担当してくれるなど、皆に元気をくれる太陽のような子でした。中学生になってから現在に至るまで座談会の司会を務めてくれています。地区の“期待の星”です。
 
 座談会は“全員が主役”をモットーに毎回、参加者がそれぞれの思いの丈を語り、クイズや軽い体操なども楽しく行っています。
 
 ある月の座談会の一言発言コーナーで「あなたの一番大切にしているものは」との問いに、Yさんは「両親です」と胸を張って答えてくれました。これまで育ててくれた両親への強い感謝の思いが地区の皆さんにもひしひしと伝わり、感動を呼びました。
 
 今、Yさんは男子部大学校で多くの先輩から激励を受け、池田先生の指導集を読むなど、日々研さんと唱題に励んでいます。また、男子部の有志による会館周辺の清掃活動にも毎月参加し、和気あいあいと取り組んでいます。
 
 Yさんが素晴らしい広布の後継者へとたくましく成長し、大きく羽ばたいてもらいたいと願うばかりです。地区の皆で励まし、成長を見守っていきたいと思います。

平和の心伝える 使命果たしたい

 佐賀県鳥栖市 古賀正保(小学校教諭 40歳)
 
 授業や絵本の読み聞かせを通して、子どもたちに、戦争の悲惨さや平和の心を伝えてきました。机上の空論にならないように、私自身が戦争について学び続けることを心がけてきました。しかし、これまで広島平和記念資料館、長崎原爆資料館や福岡の筑前町立大刀洗平和記念館を訪れるなどもしましたが、戦争を真に身近なこととして捉え切れないもどかしさを抱えていました。
 
 そんな中、知人から教えてもらったのが、地元にあるグランドピアノの存在です。そのピアノは実話に基づく小説『月光の夏』に出てきます。映画にもなりました。特攻隊の2人の青年兵士が“死ぬ前に、一度思いっきりピアノを弾かせてください”と、鳥栖小学校を訪れ、ピアノでベートーベンの「月光」を弾くという内容です。
 
 そのピアノは現在、「サンメッセ鳥栖」という公共施設に常設されています。小説を読み進める中で、ピアノのことを身近に感じるようになり、この夏、知人と施設を訪問。今でも弾くことができ、知人が奏でたその音色はとてもきれいでした。
 
 ピアノはよく見ると傷だらけでした。戦火を免れて、私たちに悲しみと平和の音色を届けてくれる存在に、いとおしさを感じました。
 
 九州では今年の11月に、みずほPayPayドーム福岡で、ベートーベン作曲の「交響曲第9番」の第4楽章「歓喜の歌」を歌い上げる「世界平和の第九」が開催されます。先人から受け継いできた平和の心を世界中に広げていきます。

夫と闘病の日々 感謝と確信溢れ

 愛知県尾張旭市 神谷恵理子(保育士パート 63歳)
 
 34年間連れ添った夫を亡くして間もなく一周忌を迎えます。夫は10年前、57歳で肺がんの告知を受けました。すでに転移があり、末期状態。手術はせず、放射線と薬物療法で治療することに。喫煙の習慣もなく、風邪一つひかず仕事に励み、学会活動第一の夫だっただけに、私は状況を受け止められませんでした。
 
 それでも、祈りを重ねる中で、「南無妙法蓮華経は師子吼のごとし、いかなる病さわりをなすべきや」(新1633・全1124)、「法華経の行者の祈りのかなわぬことはあるべからず」(新592・全1352)との一節を抱き締め、“必ず乗り越えて師匠にお応えする!”と命の奥底から決意。夫も愚痴一つこぼさず、過酷な治療に挑みました。
 
 師匠の折々の励ましに応えるように、また同志の皆さまの祈りに守られ、夫は一つの目標であった定年を迎えることができました。その後、がんが髄膜に転移し、歩行が困難になりましたが、つえや歩行器を使って対話に出かけるなど、心は負けていませんでした。
 
 しかし、がん細胞は容赦なく次々に転移。そのたびに新たな抗がん剤投与が続きました。敗血症性ショックを起こした時は危ない状態でしたが、意識が戻り、自発呼吸できるまで回復しました。
 
 衰弱した体にこれ以上がん治療は継続できないと診断されましたが、検査の結果、がんの寛解が告げられ、家族で喜びをかみ締めました。その後、再び敗血症を起こし、66歳の誕生日を子や孫たちとお祝いした1週間後に霊山へ。祈った通り、いくつもの奇跡を起こすことができました。
 
 「壽一さん、完勝だったよ。あっぱれ! 100点満点です。ありがとう」と声をかけました。

大先輩から学ぶ“明るさの秘訣”

 東京都八王子市 小野寺啓子(主婦)
 
 聖教新聞「多摩版」(5月2日付)の「生き生き宝寿会(=多宝会の東京での名称)」の企画で紹介されていた、八王子の氏家知子さんの“明るさの秘訣”に大変感動しました。
 
 「明るさの秘訣はね、人を責めない、自分を責めない、愚痴を言わない、過去を問わない。今日も題目あげてニッコニコ」
 
 なんてすてきな秘訣なのでしょうか。氏家さんの明るい笑顔の写真から、信心強盛で優しい人柄が伝わってきました。
 
 私はコロナ禍の中、2020年からオンラインで、女子部(当時)時代の友人と小説『新・人間革命』『人間革命』の朝の音読会をしてきました。そして、今年の4月に全巻読了することができました。今は再びの読了に挑戦しています。
 
 池田先生が、生命を削るようにして小説をつづられ、私たちに伝え残してくださった信仰者の振る舞い。それを日々実践し、“秘訣”として語られた宝寿会の大先輩。早速私も、いつか自身の秘訣と言えるよう新たな目標の一つにしました。そして勝手ながら、最後に1行加えてみました。
 
 「心も身体もピッカピカ」
 
 氏家さん、本当にありがとうございます。

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 ◇500字程度。添削させていただく場合もあります。
 ◇匿名、筆名(ペンネーム)、二重投稿は不可です。
 ◇フォーム投稿は、こちらのURL〈https://x.gd/33bzl〉から。
 ◇封書・はがきは〒160-8070聖教新聞「声」係へ。ファクスは03(3225)9139まで。郵便番号、住所、氏名、年齢、職業、電話番号を明記してください。
 ◇採否の問い合わせには応じかねます。
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 ◇原稿が当社のウェブサイトに掲載されることもご了承ください。

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