ダンテの『神曲』には、自身と師匠ウェルギリウスとの物語がつづられている。現実には2人が生きた時代は1000年以上も違う。だがダンテは、青春時代からウェルギリウスの詩を学び、心の距離は近かった。そこには時を超えた師弟関係があった▼ある地域で青年世代のトークセッションが行われた。“池田先生を身近に感じた出来事”として3人中2人が先生の『希望対話』を読んだことを挙げた。そのうちの1人は、中学時代にいじめに遭ったが“いじめる側が100%悪い”との言葉に励まされ、苦難を乗り越えられたと述懐した▼海外でも“先生の著作を学ぶ中で師弟の原点を築いた”と語るメンバーは多い。そうした友に共通するのは、先生の著作を自分に宛てられた“手紙”と捉えて読んでいることだ▼著作に込められた精神は、それを読み、自らの行動で体現する人がいてこそ時を超え、社会で輝きを放つ。かつて先生は、ダンテは『神曲』を「後世の読者を信じて」書き残した、と語った。それは、激務の中で多くの著書を残した先生の心でもあっただろう▼先生の著作を開けば、広布のバトンを受け継ぐ弟子の決意は深まる。そこから創価の師弟の精神を永遠ならしめるドラマが生まれていく。(端)
ダンテの『神曲』には、自身と師匠ウェルギリウスとの物語がつづられている。現実には2人が生きた時代は1000年以上も違う。だがダンテは、青春時代からウェルギリウスの詩を学び、心の距離は近かった。そこには時を超えた師弟関係があった▼ある地域で青年世代のトークセッションが行われた。“池田先生を身近に感じた出来事”として3人中2人が先生の『希望対話』を読んだことを挙げた。そのうちの1人は、中学時代にいじめに遭ったが“いじめる側が100%悪い”との言葉に励まされ、苦難を乗り越えられたと述懐した▼海外でも“先生の著作を学ぶ中で師弟の原点を築いた”と語るメンバーは多い。そうした友に共通するのは、先生の著作を自分に宛てられた“手紙”と捉えて読んでいることだ▼著作に込められた精神は、それを読み、自らの行動で体現する人がいてこそ時を超え、社会で輝きを放つ。かつて先生は、ダンテは『神曲』を「後世の読者を信じて」書き残した、と語った。それは、激務の中で多くの著書を残した先生の心でもあっただろう▼先生の著作を開けば、広布のバトンを受け継ぐ弟子の決意は深まる。そこから創価の師弟の精神を永遠ならしめるドラマが生まれていく。(端)