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名字の言 世界的な絵本画家の心を動かした『お月さまと王女』 2025年10月6日

 月の明るさに最も影響するのは、空気の混濁度だという。島嶼地域の沖縄では、絶えず吹く海風と時折のスコールが、ちりやほこりを洗い流し、空気が澄んで月光が鮮やかに見えるといわれる▼きょうは「中秋の名月」。琉球王国時代、この日に盛大な催しで中国の使節団を歓待した記録がある。うたげの後も数千人がたいまつを手に列をなし、一行を宿まで見送ったという。琉球人の高い文化と礼節は、月とともに輝いて見えたことだろう▼池田先生の創作童話『お月さまと王女』は、ある少女が“月の国”へ行き、自分にも優しく強い心があると気付いて成長していく物語。挿絵は世界的な絵本画家ワイルドスミス氏が手がけた▼氏に作画を依頼したのは、英国の大学出版局の関係者だった。最初、氏は断ったが、受け取った童話の英文原稿を読み、考えを一変させた。“愛、ユーモア、正義といった、子どもの成長に不可欠な感情や信念が、美しい言葉で語られていた”と。心を動かすのは、心である。心こそ大切である▼御書に「法華経を深く信じる人は満月が闇夜を照らすようなもの」(新527・全1501、趣意)とある。我らは周囲の幸福を願う清らかな祈りと心を込めた行動で、地域を照らしていこう。(壹)

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