創価学会は対話を通して仏法への理解と共感を広げる団体だ。初代会長の牧口常三郎先生も「人生に関する問題は対話でなくては相手に通じない。講演だけでは聞く方は他人事にしか感じないものだ」と語った▼「対話」というからには“対する話し相手”の存在がある。「人生に関する問題」を語らう相手は誰かと考えると、試練の中で、乗り越えるまで支えてくれた友らの顔が浮かぶ▼昨年、大手広告企業の電通が行った意識調査の結果は様相が違った。“感情を共有できる相手かどうか”の質問で「親友」「母」を僅差ながらも上回って1位になったのは「対話型AI」だった。これも時代の変化だろうか▼ある座談会でのこと。20代の女性部員が悩みを打ち明ける中、涙を流した。その時、会場の皆が「解決できるように題目を送るよ」と励ました。多宝会の女性は「大丈夫、大丈夫」と声をかけながら優しく彼女の背中をさすった。同志の真心に彼女は涙を拭いて顔を上げた▼苦境を脱するのにAIが提供する豊富な情報は有益だ。ただ、AIは同苦することはできない。まして一緒に勝利を祈ることはできない。AIの時代だからこそ、「人間の幸福」を実現するための対話が、ますます重要になっている。(白)
創価学会は対話を通して仏法への理解と共感を広げる団体だ。初代会長の牧口常三郎先生も「人生に関する問題は対話でなくては相手に通じない。講演だけでは聞く方は他人事にしか感じないものだ」と語った▼「対話」というからには“対する話し相手”の存在がある。「人生に関する問題」を語らう相手は誰かと考えると、試練の中で、乗り越えるまで支えてくれた友らの顔が浮かぶ▼昨年、大手広告企業の電通が行った意識調査の結果は様相が違った。“感情を共有できる相手かどうか”の質問で「親友」「母」を僅差ながらも上回って1位になったのは「対話型AI」だった。これも時代の変化だろうか▼ある座談会でのこと。20代の女性部員が悩みを打ち明ける中、涙を流した。その時、会場の皆が「解決できるように題目を送るよ」と励ました。多宝会の女性は「大丈夫、大丈夫」と声をかけながら優しく彼女の背中をさすった。同志の真心に彼女は涙を拭いて顔を上げた▼苦境を脱するのにAIが提供する豊富な情報は有益だ。ただ、AIは同苦することはできない。まして一緒に勝利を祈ることはできない。AIの時代だからこそ、「人間の幸福」を実現するための対話が、ますます重要になっている。(白)