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不撓不屈の誓い貫く人材の牙城 大東北(2面から続く) 2026年3月9日

東日本大震災から15年「心の財」胸に進む友
新世紀第4回東北総会で、友の不撓不屈の歩みをたたえ、渾身の励ましを送る池田先生(2005年5月、東京牧口記念会館で)

 発災当時、千葉に住んでいた三枝和代さん(支部副女性部長)は避難指示の解除後、故郷の富岡町へ。現在、県の復興支援専門員として、町づくりや復興活動に取り組む人々の支援などを行う。急速な人口減少、高齢化等、地域には多くの課題がある。だが課題が多いということは、それだけ“可能性がある”ということ。そう捉えて、帰還者と新しい移住者をつなげ、地域の活性化に挑み続けている。「陰の人を大事にする学会員の生き方が求められています」。報恩の思いを胸に、地域の明日を開く活動に尽力する。
 長期化する復興への道のりはまだ半ばだ。それでも、双葉の同志はこの15年、愛する地域のため、仲間の笑顔を取り戻すため、人と人の心を結ぶ対話に挑み抜いてきた。
 双葉を広宣流布のモデル地域に――その挑戦はこれからも続く。
 ◇ 
 “誰一人置き去りにしない”との信念で歩んだ15年。その誓いを受け継ぐ次の世代が頼もしく育つ。
 これまで東北の青年たちは、「東北青年音楽祭」をはじめ、震災の体験を継承する「オンライン証言会」、復興の展望を語り合う「東北青年フォーラム」などを主催し、社会貢献に励んできた。
 本年6月には、「みんなのBOSAIフェス」を開催し、防災意識のさらなる啓発と、青年世代の連帯の強化に挑戦する。
 池田先生はつづった。「私には、何があっても絶対に信頼できる父たち母たちがいます。私には、世界に向かって胸張り誇れる同志がいます。私には、広宣流布の総仕上げを託せる後継がいます。そのかけがえのない宝友こそ、わが愛する大東北の創価家族なのです」
 東北家族の連帯は、さらに大きく広がり、混迷の社会を晴らす希望の太陽と輝いていく。

岩手

 津波による甚大な被害を受けた、岩手・宮古市の田老に住む田中憂子さん(女性部副本部長兼支部女性部長)。経営していた飲食店が津波に流されたが、自宅は無事だった。地域に恩返しする時との思いで被災者の支援に駆けた。
 当時、災害によるストレスに苦しむ人々を見て心を痛めた。“皆が自分の思いを気軽に話せる場所を”――震災があった年末、仮設住宅の近くに飲食店を開店。以来、地域の憩いの場となってきた。
 支部では、震災直後から、同志と共に祈る集いを開催。苦しい時に支え合ってきた経験が強い絆を生み、聖教拡大等で模範を示す。
 後継のヤング白ゆり世代と共に、地域のさらなる復興を祈り、今日も広布に尽くす。

青森

 学生部員の有馬歩澄さんは、“恩返しのために地元・青森市に貢献したい”と、県内の大学に進学。4年間、学業と学会活動の両立に挑み抜き、今月、晴れて卒業を迎える。
 昨年、家族や先輩の励ましを受け、初めて友人への対話に挑戦。友の幸せを祈り、真剣に語ることで、さらに深い人間関係を築くことができた。飾らずに本音で語り合うことの大切さや楽しさを知った。
 地元会館での会合等の運営役員にも率先して取り組む中で、人に尽くす喜びを感じるとともに、自分を支えてくれた人々への感謝があふれた。
 来月から地元のケーブルテレビの会社に就職する。「今後も成長し続け、青森の魅力を多くの人へ届けます」

秋田

 秋田・にかほ市の斎藤幸一さん(副県長)は、震災を契機に地域防災の重要性を痛感した。現在は、県から委嘱された防災アドバイザーとして、セミナーの講師や防災訓練の指導に当たっている。また、集落サロンを設立し、地域の住民が協力し合えるコミュニティーづくりにも全力を注ぐ。
 斎藤さんは学会活動で信仰体験を語り合うことを大切にする。信心で乗り越えてきた苦労に互いに耳を傾け、たたえ合う。自身も前立腺がんと闘うからこそ、宿命転換に挑む同志に寄り添わずにはいられない。地域の同志の体験談集を作ることが夢、と語る。
 心結ぶ対話で、誰もが安心して暮らせる地域の輪を、これからも広げていく。

山形

 酒井澄子さん(女性部本部長)は、生まれも育ちも山形。結婚を機に発心し、“信心を人生の根本に”――婦人部(当時)の先輩の言葉を胸に、夫・裕介さんの事業が苦しい時も、強い祈りで乗り越えてきた。
 2年前、同世代の友人と25年ぶりに再会。友人は母の闘病を支えるために仕事を辞めて介護に従事するなど、人生に悩んでいた。
 「幸せになってほしい」と励まし続け、今年の元日、友人は酒井さんの言葉に心動かされて晴れて入会。「これからの自分にワクワクします」と前向きに変わっていく友人の姿が、酒井さんの何よりの喜びだ。
 酒井さんは決意する。「若い世代を糾合し、地域の未来を開く連帯を築きます!」

福島

 福島・いわき市を舞台に広布にまい進する近藤英二さん(男子部部長)は、県東部沿岸の富岡町出身。
 原発事故後、避難を余儀なくされ、県内だけでなく、県外の東京、長野と各地を転々とした。不安が募る中での避難生活だったが、行く先々で同志が温かく迎え入れてくれた。創価家族の励ましに奮い立った。
 6年前には父・賢一さんが霊山へ。最期まで広布のために戦う偉大な父だった。その姿は近藤さんの模範だ。
 牙城会として、20年以上、会館警備に当たってきた。友のために率先して行動する――磨いた人間力で仕事にも奮闘する。
 大切な男子部の仲間と共に「愛する地域の発展に尽くす人生を」と誓いを新たにする。

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