〈防災――身を守る行動〉　非常時の連絡・情報収集の手段①　LINEを使って安否確認 〈防災――身を守る行動〉　非常時の連絡・情報収集の手段①　LINEを使って安（あん）否（ぴ）確（かく）認（にん） 2023年8月30日

　
　
　関東大震災から100年（9月1日）。新連載「防災――身を守る行動」では、自然の脅威から命を守るための備えや発災後に役立つ情報を発信します（月1回）。第1～3回は「非常時の連絡・情報収集の手段」を特集。防災アドバイザーの高荷智也さんに話を聞きました。今回は安否確認に有用なLINEの機能を紹介します。第2回は、おすすめの防災アプリ・サイトについて（9月27日付予定）、第3回は災害用伝言ダイヤルの使い方です（10月18日付予定）。
　

　
　
　関東大震災から100年（9月1日）。新連（れん）載（さい）「防災――身を守る行動」では、自然の脅（きょう）威（い）から命を守るための備えや発災後に役立つ情報を発信します（月1回）。第1～3回は「非常時の連絡・情報収（しゅう）集（しゅう）の手（しゅ）段（だん）」を特集。防災アドバイザーの高（たか）荷（に）智也さんに話を聞きました。今回は安（あん）否（ぴ）確（かく）認（にん）に有用なLINE（ライン）の機能を紹（しょう）介（かい）します。第2回は、おすすめの防災アプリ・サイトについて（9月27日付予定）、第3回は災害用伝言ダイヤルの使い方です（10月18日付予定）。
　

　自然災害からの被害に伴う混乱を最小限に抑えるためには、互いの安否確認や状況把握が欠かせません。しかし、大規模災害の際は、停電や設備被害が起きたり、限られた回線に利用者が殺到したりして、通信手段の確保が困難になります。中でも、真っ先に不通になるリスクが高いのが電話です。119番など優先電話の通話を確保するために一般の固定・携帯電話は規制がかけられるのです。
　一方、つながる可能性が高いのがインターネットです。特に携帯電話各社の電波からのアクセスが優れています。東日本大震災以降、携帯電話各社は基地局の増強や予備電源の強化などを実施してきました。地域一帯が停電しても携帯の電波は多くの場合、生きていると考えられます。
　だからこそ安否確認や情報収集にスマートフォンの活用を推奨しています。家族・友人間の安否確認にはLINEの活用がおすすめです。
　一方、家族にスマホを持っていない方がいる場合、家族間の安否確認の手段は電話が中心となります。災害時にも通信規制がかからない「災害用伝言ダイヤル」を使えるようにしておきましょう。
　

　自然災害からの被（ひ）害（がい）に伴う混乱を最小限に抑（おさ）えるためには、互（たが）いの安（あん）否（ぴ）確（かく）認（にん）や状（じょう）況（きょう）把（は）握（あく）が欠かせません。しかし、大（だい）規（き）模（ぼ）災害の際は、停電や設備被（ひ）害（がい）が起きたり、限られた回線に利用者が殺（さっ）到（とう）したりして、通信手（しゅ）段（だん）の確保が困（こん）難（なん）になります。中でも、真っ先に不通になるリスクが高いのが電話です。119番など優（ゆう）先（せん）電話の通話を確保するために一般の固定・携帯電話は規制がかけられるのです。
　一方、つながる可能性が高いのがインターネットです。特に携（けい）帯（たい）電（でん）話（わ）各社の電波からのアクセスが優（すぐ）れています。東日本大（だい）震（しん）災（さい）以（い）降（こう）、携（けい）帯（たい）電（でん）話（わ）各社は基地局の増強や予備電（でん）源（げん）の強化などを実（じっ）施（し）してきました。地域一帯が停電しても携（けい）帯（たい）の電波は多くの場合、生きていると考えられます。
　だからこそ安（あん）否（ぴ）確（かく）認（にん）や情報収（しゅう）集（しゅう）にスマートフォンの活用を推（すい）奨（しょう）しています。家族・友人間の安（あん）否（ぴ）確（かく）認（にん）にはLINE（ライン）の活用がおすすめです。
　一方、家族にスマホを持っていない方がいる場合、家族間の安（あん）否（ぴ）確（かく）認（にん）の手（しゅ）段（だん）は電話が中心となります。災害時にも通信規制がかからない「災害用伝言ダイヤル」を使えるようにしておきましょう。
　

　LINEに「安否確認」という機能があります（LINEバージョンiOS/Android12.2.0以降で利用可能）。
　震度6以上の地震などの災害が起こった際にLINEのホーム画面に出現します。LINEの友だち全員に自分の安否状況を公開でき、友達が公開した安否状況も確認できます（平時には使用不可）。
　「安否確認」が出現しない災害時の場合は、「名前の変更」「ステータスメッセージの作成」で同じように安否状況を公開したり、確認したりすることができます。また、「位置情報」機能で自分の居場所を共有することもできます。
　これらの機能の操作方法を紹介します。
　LINEのバージョンが最新であれば、iPhone、Androidの画面操作は同じです。
　
　

　LINE（ライン）に「安（あん）否（ぴ）確（かく）認（にん）」という機能があります（LINEバージョンiOS/Android12.2.0以（い）降（こう）で利用可能）。
　震（しん）度（ど）6以上の地震などの災害が起こった際にLINE（ライン）のホーム画面に出現します。LINE（ライン）の友だち全員に自分の安（あん）否（ぴ）状（じょう）況（きょう）を公開でき、友達が公開した安（あん）否（ぴ）状（じょう）況（きょう）も確認できます（平時には使用不可）。
　「安（あん）否（ぴ）確（かく）認（にん）」が出現しない災害時の場合は、「名前の変（へん）更（こう）」「ステータスメッセージの作成」で同じように安（あん）否（ぴ）状（じょう）況（きょう）を公開したり、確認したりすることができます。また、「位置情報」機能で自分の居場所を共有することもできます。
　これらの機能の操（そう）作（さ）方法を紹（しょう）介（かい）します。
　LINE（ライン）のバージョンが最新であれば、iPhone、Androidの画面操（そう）作（さ）は同じです。
　
　

①「安否を報告」をタップする（触る）と下の画面へ。（②「詳細を見る」をタップすると災害に特化したニュースが見られます）
　

①「安否を報告」をタップする（触る）と下の画面へ。（②「詳細を見る」をタップすると災害に特化したニュースが見られます）
　

③「無事」または「被害あり」をタップし安否の状況を選択。④コメントの項目をタップすると、⑤コメント欄に反映されます（状況をコメント欄に入力することもできます）。⑥「安否を報告」をタップします。
　

③「無事」または「被害あり」をタップし安否の状況を選択。④コメントの項目をタップすると、⑤コメント欄に反映されます（状況をコメント欄に入力することもできます）。⑥「安否を報告」をタップします。
　

⑦アイコンに「無事」「被害あり」の状況が表示され、名前の下（ステータスメッセージ）にコメントが表示されます。
　
　
　

⑦アイコンに「無事」「被害あり」の状況が表示され、名前の下（ステータスメッセージ）にコメントが表示されます。
　
　
　

（「ホーム」→「設定（歯車マーク）」→「プロフィール」をタップすると上のプロフィール画面に）①「名前」をタップします。
　

（「ホーム」→「設定（歯車マーク）」→「プロフィール」をタップすると上のプロフィール画面に）①「名前」をタップします。
　

②名前欄に（無事です）などの安否状況を入力。③「保存」をタップすると名前の変更は終了し、上のプロフィール画面に戻り、④「ステータスメッセージ」をタップします。
　

②名前欄に（無事です）などの安否状況を入力。③「保存」をタップすると名前の変更は終了し、上のプロフィール画面に戻り、④「ステータスメッセージ」をタップします。
　

⑤「○○に避難中」など今の状況を入力。⑥「保存」をタップします。
※上記の「安否確認」の機能と同じく、安否情報が表示されます。
　
　
　

⑤「○○に避難中」など今の状況を入力。⑥「保存」をタップします。
※上記の「安否確認」の機能と同じく、安否情報が表示されます。
　
　
　

①トークルームで「＋」マークをタップします。
　

①トークルームで「＋」マークをタップします。
　

②「位置情報」をタップします。
　

②「位置情報」をタップします。
　

③自分の居場所を指していることを確認し、④「送信」をタップします。
　

③自分の居場所を指していることを確認し、④「送信」をタップします。
　

居場所を共有できます。⑤地図をタップ。地図アプリが起動できます。
　

居場所を共有できます。⑤地図をタップ。地図アプリが起動できます。
　

出典:LINEみんなの使い方ガイド
※画像は一部編集
　
　

出典:LINEみんなの使い方ガイド
※画像は一部編集
　
　

※これらの機能の操作方法は「緊急時に役立つLINEの使い方」からも閲覧可能
　
　https://guide.line.me/ja/features-and-columns/emergency-tips.html

※これらの機能の操（そう）作（さ）方法は「緊（きん）急（きゅう）時に役立つLINEの使い方」からも閲（えつ）覧（らん）可能
　
　https://guide.line.me/ja/features-and-columns/emergency-tips.html

※バストアップ写真は本人提供

※バストアップ写真は本人提供