- ルビ
〈聖教新聞社提供の番組〉 BS-TBS「あれから10年 これから10年」 4月1日(土)午後8時54分から 毎週土曜放送 2023年4月1日
- 東日本大震災を経験した若者たちが語る今と未来

BS-TBSが制作するテレビ番組「あれから10年 これから10年」が4月1日(土)、BS-TBSで放送されます(聖教新聞社提供)。
同番組では、2011年の東日本大震災の被災者の方々、特に当時10代だった若者を中心に取材し、被災から「10年を経ての今」と「これからの10年」をお伝えします。
あの震災の意味を見つめ、街と人、そして自らの未来を考える。被災した若者たちが頑張る姿は、コロナ禍を生きる全ての世代に勇気と希望を与えてくれます。
4月1日放送 〈File.79 岩手県宮古市田老/田川尚樹さん〉

津波に負けない漁師になりたい
田川尚樹さんは中学1年生、13歳の時に学校で被災。立っていられないほどの大きな揺れで、重厚な防火扉もひとりでに閉まった。自宅は山間部にあったため、津波は免れたものの、沿岸部の被害は大きかった。
津波を目にして強く思ったのは「津波には負けていられない」ということ。それは、祖父も父も漁師で、幼いころからの夢は、2人のような漁師になることだったからだ。地震、そして津波を経験したことで、漁師として生きる覚悟を新たにしたという。
現在、夢を実現させ、地元・田老で漁師をしている。祖父を海の事故で亡くしたため、当初は祖母から強く反対された。
しかし、「海で生きる」「毎日、大好きな海で働く」という思いは変わらず、漁師になることを決意。大切に育てた、特産のわかめや昆布を「おいしい」と言ってもらうことに大きなやりがいを感じるという。
そんな田川さんの「今」と「10年後の目標」とは?

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