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〈ドラマ〉 市原隼人主演 「おいしい給食 season3」 2023年10月14日

  • BS12 土曜 午後9時30分 ※この他、17のローカル局で放送
左から、田澤泰粋、市原、大原優乃、綾部真弥監督
左から、田澤泰粋、市原、大原優乃、綾部真弥監督

 市原隼人が主演するBS12の連続ドラマ「おいしい給食 season3」(土曜、後9・30)が、いよいよ今夜から放送スタート(この他、17のローカル局でも順次放送)。
 
 同シリーズは、1980年代の中学校を舞台に、市原扮する中学教師・甘利田幸男と生徒が、どちらがおいしく給食を食べられるか競い合う日々を描いている。
 
 過日、同作の上映会とトークイベントが東京都内で行われ、主演の市原のほか、共演の大原優乃、田澤泰粋、綾部真弥監督が登壇し、見どころや意気込みなどを語った。また、第3弾となる映画化も発表された。

市原隼人
市原隼人

 市原は「作品を好いてくださった全てのお客さまに精いっぱいの恩返しをしたい。そんな思いで、今できる全ての力を尽くしました。原作も何もないゼロから作り、がむしゃらに、無我夢中になって走り続けてきました。走り続ければ、たどり着く場所があると教えてくださったのは、これまで作品を支え続けてきてくださった皆さんです。本当にこれ以上ない感謝を申し上げたいです」と感無量の様子。

 帰国子女の新米教師・比留川愛を演じる大原は、これまで生徒役を演じることが多く、今作で初の教師役に挑んでいる。
 
 大原は「生徒役をやってきた分、いろんな教師役の方を見てきたので、自分で務まるかというプレッシャーや不安があったんですけど、生徒の皆さんが私を先生にしてくださったなと、本当に感謝しています」と語り、自身の役についても「最初は新米教師ですが、ドラマ全10話、そして映画を経て、どう成長していくのか。甘利田先生との恋模様も含め、期待してほしいです」と笑顔で明かした。

大原優乃
大原優乃

 前作までのライバル・神野ゴウに代わり、新たな甘利田のライバルとなる・粒来ケンを演じる田澤。絶妙な表情で甘利田と“給食バトル”を繰り広げるシーンは見ものだ。
 
 田澤は「こういう表情しようというのは決めていなくて、市原さんの演技を見ていたら、自然に表情が生まれてきて……。市原さんに引き出していただいているなと、感謝しかないです」と話し、「優しくて格好良い、市原さんのような俳優になりたいと思います」と決意を語った。

田澤泰粋
田澤泰粋

 そんな田澤の演技については、綾部監督も太鼓判を押す。
 
 綾部監督は「粒来ケン役の田澤君は、前作までのライバル生徒・神野ゴウとは違う持ち味がありまして、日に日にケンのことを好きになっていきました。彼の元々持つかわいらしさや天真らんまんさがいとおしくて、回を重ねるにつれて、やっとケンが出てきたというか、待っていましたという風に変わっていきます。田澤君のおかげもあって、この作品は助けられたなと思います」と振り返った。

綾部真弥監督
綾部真弥監督

 今作の舞台は、北海道・函館――。北海道らしい給食メニューや美しい自然なども見どころとなっている。シーズン3を迎え、さらに充実した作品に仕上がり、ファンならずとも、その独自の世界観と甘利田のキャラクターに魅了されるだろう。
 
 最後に、主演の市原は「私が演じる甘利田幸男という男は、給食に翻弄されながらも、滑稽な姿を見せて笑われながらも、好きなものを好きと胸を張れる素直な人です。そんな姿を見ていただいて、もっと人生を謳歌したいなと、皆さんに思っていただけるように、できる限りの力を注いで作らせていただきました。この作品が人と人との絆を深める作品になることを心から願っています」と締めくくった。
 
 【記事・写真】小滝清
 
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認定NPO法人フローレンス会長。2004年にNPO法人フローレンスを設立し、社会課題解決のため、病児保育、保育園、障害児保育、こども宅食、赤ちゃん縁組など数々の福祉・支援事業を運営。厚生労働省「イクメンプロジェクト」推進委員会座長

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