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【福井】3千の音色が揺れる「陶ふうりん」 2023年7月28日
“西日本最大”の風鈴スポットが福井にある――話題を耳にして、涼を求めて越前町を訪ねた。
会場の古民家は、越前焼研究の第一人者である水野九右衛門氏の住宅を移築したもの
日本六古窯の一つ、越前焼の魅力を伝える福井県陶芸館では、5年前から越前焼の風鈴「陶ふうりん」の展示に取り組んできた。今年はさらに数を増やし、約3700個の風鈴が、涼しげな音色を奏でている。
風鈴は手に取って音を確かめ、その場で購入することも可能
「陶の小路」を抜けると、清涼な音色に包まれる
鉄分の多い土を高温で焼き上げるのが越前焼の特徴。その音は金属にも似て、風が吹くと、高低さまざまな音色が群れるように届き、爽やかに吹き抜けた。
23人の作家が手作りした風鈴は、音の高低や音色が全て異なる
庭を眺めながら和スイーツも楽しめる
あなたの“お気に入り”の風鈴を見つけてみては
期間中は、風鈴の絵付け体験も開催される(先着600個)。
「『陶ふうりん』三千の音色」
【開催期間】 8月27日(日)まで。毎週月曜は休館日。
【時間】 午前9時~午後5時(最終入場午後4時半)
【場所】 越前古窯博物館 旧水野家住宅(福井県丹生郡越前町小曽原107の1の169)
【料金】 一般300円、未就学児無料
【お問い合わせ】 福井県陶芸館・越前古窯博物館 0778(32)2174