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【6・4「世界池田華陽会の日」記念】〈華陽の乙女へ―池田先生の指針から〉2 2021年6月4日

  • 第2回「世界一の生命哲学を学ぶ」

 6月4日は「世界池田華陽会の日」。ここでは、今いる場所で奮闘する女子部の皆さんへ、女子部指導集『華陽の誓い』の中から池田先生の指針をお届けします。今回は2009年6月4日に行われた「創価女子会館 開館3周年記念協議会」でのスピーチから引用しています。
 

 「女子部 永遠の五指針」の、「世界一の生命哲学を学ぶ」である。

 日蓮大聖人は明確に、「持たれる法さえ第一ならば、持つ人も同じく第一なのである」(御書465ページ、通解)と仰せであられる。

 人間の本当の偉さは、何で決まるか。財産や名声、美貌などでは、決まらない。

 有名になって、一時的に脚光を浴びたとしても、長い一生にあって、不幸な流転をたどってしまう人生模様も少なくない。

 人間の究極の偉さは、いかなる法を持ち、いかなる哲学を学び、実践し抜いたかで決まる。「世界一の生命哲学」を持った皆さん方は、「世界一の充実した高貴な青春」を、そして「世界一の価値ある勝利の人生」を歩みゆく方々なのである。
 

最高の宝は自分 宝を磨きゆけ!

 人は、どうしても、きらびやかな世界に目を奪われがちだ。世間でもてはやされると、偉そうに見える。社会的地位が高いと、立派に思う。いずれも愚かな錯覚にすぎない。

 自分以上の宝はないのだ。自分を離れて幸福はない。本来、自分ほど素晴らしいものはないのである。これが仏法である。自分という最高の宝を輝かせるのだ。これが真実の哲学である。大抵、人を見ると、自分と比べてしまう。もちろん、人から優れた点を学ぼうという気持ちは大事だ。

 しかし、「あの人はいいな。幸福そうだ。立派そうだ」と、うらやんでも、つまらない。何にもならない。自分自身を磨いて、自分自身が生きがいを感じて、生きていくのが勝利の人なのだ。これを深く心に刻んでいただきたい。
 

若き心に教学の柱を

 法華経は、「女人成仏」を通して、全人類の平等と尊厳と幸福の道を開き切った、世界史を画する生命哲学である。

 御書には、「この法華経は、女人成仏を手本として、一切衆生の成仏が説かれている」「法華経の中では、女人成仏が第一である」(1311ページ、通解)等と記されている。

 皆さん方の尊き先輩たちの真剣な祈りと、粘り強い努力によって、いよいよ「女性の世紀」が開かれてきた。皆さん方が躍り出る晴れ舞台は、世界中に広がっている。

 「行学の二道をはげみ候べし、行学たへなば仏法はあるべからず、我もいたし人をも教化候へ、行学は信心よりをこるべく候、力あらば一文一句なりともかたらせ給うべし」(御書1361ページ)とは、「諸法実相抄」の重大な一節である。
 

 
 この仰せ通り、「行学の二道」に励んだ青春が、いかに崇高であるかを、皆さん自身が体験し、そして証明していっていただきたい。
 
 御聖訓には、こうも記されている。
 「法華経を、他の人が読むのは、口でばかり、言葉ばかりでは読むけれども、心では読まない。心では読んでも、身では読まない。(あなたはこのように難にあって)身と心とで共に読まれたことは、じつに貴いことである」(御書1213ページ、通解)

 大聖人の御心に寸分違わず、正義を師子吼したゆえに、命にも及ぶ難を受け、ありとあらゆる障魔と戦い切ってきた。これが、創価の師弟である。

 女子部の皆さんは、栄光輝くこの道を、真っすぐに受け継いでいっていただきたい。

 「女子部は教学で立て」――これは、戸田先生の不滅の指針である。
 

 
 この日蓮仏法が、どれほど偉大な人類究極の幸福と平和の大哲学であるか。

 人間自身を革命し、民衆の心を結び、世界の運命をも転換していく。その根本的方途は、仏法の英知によるしかない。
 
 (中略)
 
 哲学を学び、仏法を学び、生命の奥深さを見出していく。そして広々とした心で、深く感涙し、感動しながら、永遠の喜び、真実の幸福を探求し、体得することが、どれだけ大いなる歓喜であるか。

 人生の深き不思議さとともに、無限の喜びに充ち満ちる自己の生命を知ることの嬉しさは、いかばかりであろうか」

 さらに(戸田)先生は、こう断言なされた。
 「創価学会は御本尊を根本として、広宣流布という崇高なる目的をもって進んでいる。そして、世界最高の東洋仏法の真髄であり、全世界最高の大哲学である教学をもって、実践しているのである」
 

 
 創価とともに、広宣流布に生きる皆さん方の宿縁の深さは、計り知れないのである。

 戸田先生は、女子部に教えられた。
 「人生をよく見つめ、自分観、人生観、社会観、宇宙観、この四つを、きちっとまとめているのが仏法なのです」
 「もっと御書をよく拝するのだ。なんでも御書に、ちゃんと書かれている」
 「どんな問題が起ころうとも、御書を根本とすれば、決して紛動されることはない」
 「妙法という最高の価値観に立てば、何事も、どう進めばよいかがわかるのだ」

 信心の眼で見れば、進むべき道が見えてくる。虚栄や偽善に惑わされてはならない。

 女子部教学室の友も、真剣に歴史を創ってきてくれた。揺れ動く多感な青春の心に、教学という揺るがぬ柱を打ち立てる意義は、実に大きい。

 大切な女子部の皆さん方に、先生の大確信の指導を捧げたい。
 「まず“私は、こうするのだ。こう戦うのだ”と決め切ってごらん。それが哲学だよ」
 「南無妙法蓮華経の哲学を実践しているのは、創価の師弟以外にいない。女子部は、この哲学をしっかり身につけて、広宣流布を成し遂げていただきたい。頼みます!」


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