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西日本の集中豪雨被災地 懸命の支援と励まし続く 2018年7月12日

塩出総広島長、大川広島池田総県長が阿部千万太さんらと共に、救援物資を同志に届けた(江田島市で)

 西日本を中心に各地を襲った集中豪雨の被災地では、各地の災害対策本部のもと、懸命の支援活動と激励が続く。
 愛媛では特に被害の大きかった大洲市や宇和島市吉田町、西予市野村町を中心に、同志の激励とともに清掃ボランティア「かたし隊」による活動が行われている。
 大雨による甚大な浸水被害、今なお断水が続く野村町には11日、地元・愛媛牧口西予県の森田修副県長らが、井出総愛媛長とともに、飲料水や食料、清掃用の機材を持って向かった。
 食堂を営む山﨑伊都美さんの店舗に着くと、床上浸水した後の清掃に友人と取り組む真っ最中。一緒に被災ゴミの撤去や高圧洗浄機による泥のかき出しなどを行った。
 一段落し、副県長が困っていることなどを聞く。「地域で大人気の食堂だからね」との励ましに、山﨑さんは「お店を続けられるかどうか……」と不安を打ち明ける。「でも、けががなかったことは不幸中の幸いです」と自分に言い聞かせるように話した。
 次いで、草創から地道に信頼を広げてきた谷口史雄さん宅へ。妻・シズヱさんと一緒に公民館に避難した様子や、自宅が床上浸水に遭った様子に耳を傾けた。
 副県長が「でも、谷口さんが無事でよかった!」と力を込めると、谷口さんは、男子部時代から広布の庭で受けた薫陶を振り返り、「今こそ宿命転換する時。またここから頑張るよ」と拳を握った。

 高知県西部の宿毛市、大月町の被災地では11日、土居高知総県総合長らが友の激励に走った。総合長は大月町泊浦で、高知創価県の松田広幸県副総合長と合流し、床下浸水の被害を受けた山岡勝利さん宅へ。自治会の区長を務め、自宅の片付けも後回しにして近隣住民のために奔走する山岡さん。総合長が伝える池田先生の励ましに、瞳を潤ませ再起を誓っていた。

 一方、瀬戸内海島嶼部に位置する広島・江田島市ではほぼ全域で断水が続く。解消時期の見通しも立たない。豪雨による家屋の被害も大きい。
 11日午後、同市北部の三高港では、阿部千万太さん(副圏長)がフェリーの到着を今か今かと待っていた。発災以来、島内の同志の激励や安否確認に駆け回ってきたリーダーの一人だ。ペットボトル入りの水を満載した3トントラックが港に姿を現したのは午後3時40分。塩出総広島長、広島池田総県の大川総県長も一緒である。阿部さんは「よかった!」と言うやいなや、固い握手を交わした。
 「さあ行きましょう!」
 一軒また一軒、同志のもとへ、「心」とともに物資を届ける。
 広布の会場を提供する婦人宅では、集まっていた地域の同志がワッと喜びに沸いた。床上浸水の被害に遭ったある壮年宅では、支部長も駆け付けて片付けを手伝っているところだった。壮年は「無冠の友」。本紙の配達に使っていたバイクが損壊したことが「悔しい」と言う。
 「その広布への志がある限り、絶対に乗り越えられます」「同志がいます。師匠がいます」と皆で壮年の肩を抱き、励ましを送る。壮年は静かに、力強くうなずいた。

 甚大な浸水被害が起きた岡山・倉敷市の真備町一帯。倉敷総県の牧野総県長は10日夜、同地域の同志を励ましに回った。避難所からほど近い個人会場で再会したのが、宮本高秋さん・貴久江さん夫妻。
 6日夜、避難指示の報道を見た夫妻は、単独では避難が不可能な83歳と84歳の壮年部員宅へ車で急行。無事に救出し、避難所にたどり着いた。翌7日、泥水は避難所のそばまで押し寄せた。自宅は1階が水没していた。「思い出の品を多く失いました。でも今は、不安な同志のそばにいてあげることが大事だと思っています」と貴久江さん。壮年二人の避難所生活をいたわり面倒を見ているという。
 総県長はその献身を心から賛嘆。「信心で必ず乗り越えましょう」と励ました。

 兵庫県各地でも大雨被害が発生。同県北部の但馬地域では、円山川や奈佐川などが増水し、危険水域に達した。
 広崎総兵庫長は11日、被害の大きかった豊岡市但東町の岡田江笠さん宅を訪問。被災当時の生々しい様子を語る岡田さんに寄り添いつつ、「お体が無事で本当によかった。必ず変毒為薬しましょう」と激励した。さらに総兵庫長は朝来市、養父市の同志宅を訪れ、池田先生のお見舞いの言葉を伝えつつ、真心の励ましを送った。

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