- ルビ
〈聖教新聞社提供の番組〉 BS-TBS「あれから10年 これから10年」 6月15日(土)午後8時54分から 毎週土曜放送 2024年6月15日
- 東日本大震災を経験した若者たちが語る今と未来
BS-TBSが制作するテレビ番組「あれから10年 これから10年」が6月15日(土)、BS-TBSで放送されます(聖教新聞社提供)。
同番組では、2011年の東日本大震災の被災者の方々、特に当時10代だった若者を中心に取材し、被災から「10年を経ての今」と「これからの10年」をお伝えします。
あの震災の意味を見つめ、街と人、そして自らの未来を考える。被災した若者たちが頑張る姿は、コロナ禍を生きる全ての世代に勇気と希望を与えてくれます。
6月15日放送 〈File.142 岩手県山田町織笠/佐藤美保捺さん〉
郷里の名産品を使ったクレープ
震災の発生当時、佐藤美保捺さんは小学5年生(11歳)。学校にいた。近隣の高台に級友たちと避難する途中、後ろを振り返ると、ふだん見慣れた穏やかな海が、まるで「黒い煙」のように姿を変えて襲ってきていた。「こんなことが起こるはずがない」。現実味のない光景に、言いようのない恐怖を感じたという。
現在は、山田町にある道の駅でクレープ屋を経営している。定番メニューのほか、郷土色を出したいと考案した「山田せんべいクレープ」も人気だ。出店前も関東で洋菓子関係の仕事をしていた。いつか自分の店を持ちたいと思っていたとき、山田町が町民のために設けた「チャレンジショップ」という開業支援事業があることを知った。
「出店するなら地元で」との思いから挑戦を決意。地元の名産品を使った商品を手に取ってもらい、お客さんから励ましの言葉や、「おいしかった」と声をかけられたとき、やりがいを感じると語る。
そんな佐藤さんの「今」と「10年後の目標」とは?
BS-TBSの番組紹介ページ
これまでの放送分は同紹介ページでYouTube動画として配信中。