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〈池田華陽会 小説『新・人間革命』に学ぶ〉㊤ 2022年9月30日

「華陽カレッジ」では同世代の語らいが弾み、信心の触発の機会になっている(宮城・青葉平和会館で)
「華陽カレッジ」では同世代の語らいが弾み、信心の触発の機会になっている(宮城・青葉平和会館で)

 池田華陽会の友と折々に学びたい小説『新・人間革命』につづられた珠玉の指導・激励を、各地の代表の活動報告とともに、上下に分けて掲載します。(㊦は10月に掲載予定)

【善知識の連帯】

 「広宣流布の活動には、生命の歓喜がある。題目を唱えれば唱えるほど、信心に励めば励むほど歓喜増益し、心は弾む。もちろん、苦しいことや悔しいことはあるが、信心の世界には、それに何倍も勝る喜びがある。楽しくて楽しくて仕方がないというのが学会活動です。決して悲壮感に満ちた世界ではありません。
 
 また、皆が楽しさを満喫して信心に励んでいくために、善知識である同志の連帯が、創価家族がある。家族ですから、悩みも、弱さも、ありのままの自分をさらけ出していいんです。上下の関係もありません。何でも語り合いながら、真心の温もりをもって互いに包み合い、励まし合っていく――それが創価家族なんです。
 
 人を励ませば、自分が強く、元気になる。人を包み込んでいけば、自分の境涯が、広く、大きくなる。仏道修行、学会活動は、自身を磨き鍛え、人生を楽しく、最高に価値あるものにしていくためにあるんです」
 
 励ましは、人を蘇生させ、心と心を結び、社会を活性化させていく草の根の力となる。
 
〈第28巻「広宣譜」の章81ページ〉

【仏法対話】

 「本来、私たちの周囲には、折伏すべき人はたくさんいます。ただ、話すきっかけがつくれなかったり、一歩踏み込んだ深い対話ができずにいる。そこで大切なのが、智慧です。
 
 どうすれば仏法対話ができるのか。相手の琴線に触れる語らいができるのか――智慧を絞って考えるんです。(中略)ともかく、智慧は、本来、無尽蔵なんです。その智慧が不可能を可能にするんです。そして、智慧というのは、断じて成し遂げようという懸命な一念から生まれます。必死の祈りこそが、智慧を生む母なんです」
 
 伸一はさらに、智慧が湧いたら、それを行動に移す「勇気」が不可欠であることを訴えた。
 
 「御聖訓には『つるぎなんども・すすまざる人のためには用る事なし』(全1124・新1633)と仰せです。無量の智慧をもたらす法華経という剣も、臆病であっては、使いこなすことはできません。
 
 苦手だから避けようと思う心。仕方ないのだと自らの臆病や怠惰を正当化しようという心――その自分の弱さに挑み、打ち勝つ勇気をもってください。そこに自身の人間革命があり、一切の勝利の要諦があります」
 
〈第17巻「民衆城」の章254~256ページ〉

【信仰をもつ喜び】

 信心の世界は、何か特別な世界でもなければ、堅苦しい世界でもありません。ただし、絶対に忘れてはならないのは、何があっても御本尊を抱き締め、絶対に学会から離れないということです。
 
 皆様は、これまで、信心をして、数多くの功徳を受けてこられたでありましょうが、御本尊の功徳は無量無辺です。さらに、たくさんの功徳を受け、御本尊の力がどれほどすごいものであるかを、もっと実感し、強い確信をもっていただきたい。
 
 それには、信心の体験を積むことです。勇気ある実践です。体験が確信を培い、信心を不動のものとしていきます。
 
 ところで、懸命に活動に励んでも、布教が実らないこともあるかもしれない。だからといって、悶々としたり、卑下する必要はありません。広宣流布を願い、真面目に活動に励んでいる人には、御本尊の大慈悲の光が、等しく注がれます。
 
 ともかく皆様は、誰とでも仲良くし、皆から慕われながら、明るく、楽しい前進を開始していってください。そこから、広宣流布の広がりが生まれます。
 
〈第10巻「桂冠」の章354ページ〉

【悩みに負けない青春】

 皆の人生には、これから先、就職もあれば、結婚もある。さまざまな環境の変化があります。職場の上司や同僚、家族や親戚から、信心を反対されたり、自分が病に倒れたり、勤めた会社が倒産したりすることもあるかもしれない。
 
 その時に、“いよいよ自分の信心が試されているんだ。負けるものか!”と、歯を食いしばって頑張り抜いてほしい。どんなに苦しくとも、信義のため、正義のために、“使命の走者”として、広宣流布の大道を完走してほしいんです。
 
〈第28巻「広宣譜」の章11ページ〉

◆代表の活動報告
東京・村山総区 村上稀世さん
勇気の信心で共に成長

 学生時代、人間関係の悩みに直面し、足しげく話を聞きに来てくれた女子部(当時)の先輩の姿に心を動かされ、真剣に信仰と向き合うようになりました。7年前、母が突然の病魔に襲われ、動くことも話すことも困難に。父と共に“今こそ信心で乗り越えよう”と学会活動に励む中、母は徐々に体調を回復。今では職場復帰を果たすまでになり、家族で忘れ得ぬ原点を刻みました。
 
 2017年には仕事で悩む友人を入会に導くことができました。友人は教学部任用試験にも合格。現在は小説『新・人間革命』を学ぶ「コスモス平和大学校」に参加しながら、共に成長を誓い合っています。池田華陽会としても、清瀬常勝区では毎週火曜日を“華陽デー”と定め、週ごとに担当を決めて御書の一節や池田先生の指導を近況と共にSNS等で共有し、皆で励ましを送り合っています。
 
 先日、仕事でも新たな環境に変わり、「11・18」を目指して今一度、信心で勝とうと、対話拡大に挑戦しています。“人生は勇気で決まる”との師の指導を胸に、勝利の青春を開いていきます。

青森常勝県 瀧内唯さん
励まし決意し合える場に

 女性部の先輩と毎月1冊ずつ、小説『新・人間革命』を研さんしています。自身の悩みに沿った言葉に多く出あい、中でも「唱題を根本に、人がどう見ようが、どう言おうが、自分自身はこう生き抜くのだと決めて、堂々と信心に励んでいってください。その人が幸福者なのです」との指針に、前進する勇気をもらいました。
 
 3年前、職場の人間関係が原因で体調を崩しました。母と題目帳を作り、唱題に挑戦する中で少しずつ元気になり、転職を決意。祈った以上の好条件で、現在の職場に転職することができました。
 
 同志の励ましに支えられて今の私があります。今度は私が悩んでいる人の力になりたい。そのために、率直に語らい、前を向こうと決意し合える場所をつくろう――そんな思いで毎回の華陽カレッジに取り組んでいます。
 
 第1回は、一人一人が自由な雰囲気で発言できるような企画を工夫しました。会合に初参加したメンバーも喜んでくれました。これからも題目で生命力を湧き立たせ、皆で仲良く前進します。

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