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【6・4「世界池田華陽会の日」記念】〈華陽の乙女へ―池田先生の指針から〉1 2021年6月4日

  • 第1回「朗らかな幸福の太陽に」

 6月4日は「世界池田華陽会の日」。ここでは、今いる場所で奮闘する女子部の皆さんへ、女子部指導集『華陽の誓い』の中から池田先生の指針をお届けします。今回は2009年6月4日に行われた「創価女子会館 開館3周年記念協議会」でのスピーチから引用しています。
 

すべてを成長のバネに

 私たちの信心の根本は題目である。広宣流布へ、師弟が心を合わせて祈る。同志が異体同心で祈る。

 そこから新しい前進が始まる。戦いの勢いも生まれる。功徳も大きく広がる。

 朗々と、伸び伸びと、前へ前へ、水が流れていくような題目こそ、「勝利のリズム」である。

 (中略)

 御本尊に題目を唱え、真剣に広宣流布に進む皆さんが幸せにならないはずがない。

 今世はいうまでもなく、三世永遠に幸福になる。

 現実は、経済苦や病気、家庭内のけんかなど、悩みは尽きないものである。

 しかし、表面上は不幸の格好に見えたとしても、南無妙法蓮華経と唱えていくならば、全部、変毒為薬できる。すべてを乗り切っていける。成長のバネとしていける。

 根本的には、もう、すでに勝っているといってよい。

 それは「劇」のようなものである。悩んでいる姿を演じているけれども、このドラマの結びは、絶対に幸福であり、勝利である。

 不幸で終わるわけがない。生々世々、必ず幸福になれる。永遠に勝ち抜いていける。
 ゆえに、何の心配もいらないのだ。
 

「青春桜」と共に

 きょうはまず、創価女子会館の初訪問に寄せて、女子部の皆様に、三首の和歌を贈りたい。
  
 「広宣の/使命も深き/女子部かな/幸福女王/心は光れり」
 
 「美しき/瞳の彼方は/諸天まで/見つめ讃えむ/勝利の女王と」
  
 「わが女子部/おお賑やかに/平和道/世界一なる/華陽会かな」

(中略)

 ここで、新たに、「女子部 永遠の五指針」をお贈りしたい。

 一、朗らかな幸福の太陽たれ
 一、世界一の生命哲学を学ぶ
 一、何があっても負けない青春
 一、正義と友情の華の対話を
 一、永遠に師弟勝利の門を開く
 
 この「永遠の五指針」を胸に、妙法の誉れの青春を、最高に誇り高く、希望に燃えて生き抜いていただきたい。
 

「華陽」とは太陽と蓮華の象徴

 まず第一の指針は「朗らかな幸福の太陽たれ」である。

 日蓮大聖人は、女性の弟子の日眼女(四条金吾夫人)に仰せになられた。

 「明るいことでは、日月に過ぎるものがありましょうか。浄らかなことでは、蓮華に勝るものがありましょうか。法華経は、日月と蓮華のように最極の法です。ゆえに、妙法蓮華経と名づけるのです。日蓮もまた、日月と蓮華のようなものであります」(御書1109ページ、通解)
 
 大聖人の御名前は「太陽」と「蓮華」を表されている。闇を照らしゆく太陽は、最も明るい。泥にも染まらない蓮華は、最も浄らかである。
 

 
 この太陽と蓮華に象徴される力用――すなわち、生命の無明を照らして法性を開きゆく力、煩悩を菩提へと浄化しゆく力を完璧に具足した「法」の当体が、妙法蓮華経であり、「人」の当体が、日蓮大聖人であられる。

 若くして、大仏法を受持した女子部の皆さんの生命もまた、最も明るい「太陽」のごとく光り輝き、最も浄らかな「蓮華」のごとく咲き薫っていくのだ。そのための青春の信仰である。

 「華陽会」という名前それ自体に、仏法上の甚深の意義が込められている。

 そして、「女子部は一人も残らず幸福に」と祈り抜いてきた、戸田先生と私たち夫婦の願いが凝結していることを、知っていただきたいのである。
 

 
 さらに御本仏は、偉大なる妙法の力用を、女性の弟子に、こう教えておられる。

 「百千万年の間、闇に閉ざされていた所でも、灯を入れれば明るくなる」(御書1403ページ、通解)

 深い闇も、灯を点せば明るくなる。いかなる暗黒も、ひとたび太陽が昇れば、たちまちに打ち破られる。

 こうも仰せである。
 「太陽が東の空に昇ったならば、すべての星の光は跡形もなく消え去る」(同1393ページ、通解)

 どんなに華やかに見える星の輝きも、太陽の明るさには、かなわない。

 わが女子部の皆さんは、自分自身が、一人ももれなく、「幸福の太陽」である。

 ゆえに、自らの境遇を嘆く必要もなければ、人をうらやむ必要もないのだ。

 題目を朗々と唱えながら、明るく朗らかに、自分らしい生命の光を、勇気凜々と、そして、自信満々に放っていけばよい。
 

希望を創り出せ

 「女性にとって本当の飾りとは、その人格であり純粋さである」
 
 「より多くの経験を積むほど、人間の幸・不幸は、すべて自分自身がつくり上げるものだと気づく」

 ――これは、インドの非暴力の闘士・ガンジーの言葉である。
 
 希望も、喜びも、人から与えられるのを、待つものではない。自分でつくり出し、皆に広げていくものだ。そう決めた青春は強い。苦労している父母にも、自分から親孝行するのだ。悩んでいる友人にも、自分から励ましてあげるのだ。

 「観心本尊抄」には「天晴れぬれば地明かなり法華を識る者は世法を得可きか」(御書254ページ)と仰せである。

 信心深き皆さん方は、「以信代慧」(信を以って慧に代う)の法理に則って、偉大な仏の境涯を開いていける。この現実社会の中で、生き生きと価値創造の智慧を発揮していくことができる。

 そして家庭でも、職場でも、地域でも、今いる場所で、周囲を爽やかに照らしながら、信頼と勝利の実証を、一つ一つ示していけるのである。
 

「汝の若さを喜べ」

 人生には、雨の日も、曇りの日も、嵐の日もある。どんな時も、自分自身が「幸福の太陽」と輝いていくことだ。今、現在、縁する人々も、そして未来に縁することになる人々も、皆、「希望の大光」「勇気の大光」「勝利の大光」で赫々と照らし切っていける。その生命を、女子部の時代に築き上げていただきたい。


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