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〈聖教新聞社提供の番組〉 BS-TBS「あれから10年 これから10年」 3月4日(土)午後8時54分から 毎週土曜放送
〈聖教新聞社提供の番組〉 BS-TBS「あれから10年 これから10年」 3月4日(土)午後8時54分から 毎週土曜放送
2023年3月4日
- 東日本大震災を経験した若者たちが語る今と未来
- 東日本大震災を経験した若者たちが語る今と未来
BS-TBSが制作するテレビ番組「あれから10年 これから10年」が3月4日(土)、BS-TBSで放送されます(聖教新聞社提供)。
同番組では、2011年の東日本大震災の被災者の方々、特に当時10代だった若者を中心に取材し、被災から「10年を経ての今」と「これからの10年」をお伝えします。
あの震災の意味を見つめ、街と人、そして自らの未来を考える。被災した若者たちが頑張る姿は、コロナ禍を生きる全ての世代に勇気と希望を与えてくれます。
BS-TBSが制作するテレビ番組「あれから10年 これから10年」が3月4日(土)、BS-TBSで放送されます(聖教新聞社提供)。
同番組では、2011年の東日本大震災の被災者の方々、特に当時10代だった若者を中心に取材し、被災から「10年を経ての今」と「これからの10年」をお伝えします。
あの震災の意味を見つめ、街と人、そして自らの未来を考える。被災した若者たちが頑張る姿は、コロナ禍を生きる全ての世代に勇気と希望を与えてくれます。
3月4日放送 〈File.75 宮城県石巻市/阿部任さん〉
3月4日放送 〈File.75 宮城県石巻市/阿部任さん〉
避難しなかった後悔を語り続け
避難しなかった後悔を語り続け
阿部任さんは高校1年生、16歳の時に被災。学校が休みだったため、石巻市門脇町にある実家に帰省し、祖母とともにいた時、東日本大震災が発生した。避難指示が出されたが、阿部さんは避難しなかった。その結果、家ごと津波に流され、がれきの中に埋もれてしまった。
脱出を試みるもかなわず、極寒の中、冷蔵庫にあったもので祖母と飢えをしのぎながら9日間を過ごした。その後、余震でがれきが崩れ、偶然できた隙間から這い出して救助となった。
その時、初めて自身の置かれた状況を把握。「ある」はずの街が「ない」ことに衝撃を受けた。本来、建物があって見えるはずのない水平線が、皮肉にも美しく見えたことが何より印象に残っているという。
当時、新聞等で「奇跡の救出」として「ポジティブ」に報道されたことに戸惑った。感じていたのは「避難しなかったことへの後悔」であり、「生き残ったのは、ただの偶然」という思いだった。
現在、石巻市で震災伝承の活動をしている。次の災害に向けて自身の後悔、反省を伝えていきたかったからだ。自分の命を救うには「避難行動」が一番重要なことを、語り部として伝え続けたいという。
そんな阿部さんの「今」と「10年後の目標」とは?
阿部任さんは高校1年生、16歳の時に被災。学校が休みだったため、石巻市門脇町にある実家に帰省し、祖母とともにいた時、東日本大震災が発生した。避難指示が出されたが、阿部さんは避難しなかった。その結果、家ごと津波に流され、がれきの中に埋もれてしまった。
脱出を試みるもかなわず、極寒の中、冷蔵庫にあったもので祖母と飢えをしのぎながら9日間を過ごした。その後、余震でがれきが崩れ、偶然できた隙間から這い出して救助となった。
その時、初めて自身の置かれた状況を把握。「ある」はずの街が「ない」ことに衝撃を受けた。本来、建物があって見えるはずのない水平線が、皮肉にも美しく見えたことが何より印象に残っているという。
当時、新聞等で「奇跡の救出」として「ポジティブ」に報道されたことに戸惑った。感じていたのは「避難しなかったことへの後悔」であり、「生き残ったのは、ただの偶然」という思いだった。
現在、石巻市で震災伝承の活動をしている。次の災害に向けて自身の後悔、反省を伝えていきたかったからだ。自分の命を救うには「避難行動」が一番重要なことを、語り部として伝え続けたいという。
そんな阿部さんの「今」と「10年後の目標」とは?
BS-TBSの番組紹介ページ
これまでの放送分は同紹介ページでYouTube動画として配信中。
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