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〈ドラマ〉 今田美桜主演「花咲舞が黙ってない」 2024年4月11日

  • 日本テレビ系 土曜 午後9時
  •  
  • 13日からスタート

 “地位なし・権力なし・怖いものなし”の主人公が、銀行内の悪事に真正面からぶつかっていく痛快エンターテインメントが帰ってくる!――。杏の主演で以前放送された日本テレビ系ドラマの新シリーズ「花咲舞が黙ってない」(土曜、後9・0)が、今田美桜の主演で13日からスタートする。過日行われた制作発表会見に、今田と共演の山本耕史、ずん・飯尾和樹、要潤、菊地凛子、上川隆也が登場した。

左から要潤、菊地凛子、山本耕史、今田美桜、上川隆也、飯尾和樹
左から要潤、菊地凛子、山本耕史、今田美桜、上川隆也、飯尾和樹
◆新年度にぴったりな爽快感あふれる作品です

 桜の花びらが舞うステージに、さっそうと現れた出演者たち。髪や衣装に付いた花びらを、互いに落とし合う一幕も。会見の冒頭、今田が「(撮影が始まって)“まだ3週間なんだ”と思うくらい団結力がすごい」と話す通り、早速、そのチームワークの良さが垣間見えた。

 今田「撮影のスピード感もすごいんです。バババババーって、かなり巻いています(笑)」

今田美桜
今田美桜

 山本「台本の5ページほどのシーンを、1回で撮り終わりました。普通だと5~6回戦あるんですが、今回の撮影は勢いがあって、みんなが前向きになって取り組んでいる感じがあります」

 前作「花咲舞が黙ってない」は、池井戸潤の『不祥事』などをドラマ化し、ヒットした。放送後、今度は池井戸がドラマと同名の小説を出版。今回は、それらを基に物語を編み、主人公・花咲舞役に今田、舞のバディ・相馬健役に山本という新たなキャストで届ける。

 今田「舞は、正義感が強くて悪事を黙っていられず、奮闘していく女性。役柄にパワーをもらいながら日々、撮影と向き合っています。こんなにすてきな皆さんと一緒にドラマを作れることが、とてもうれしい」

 山本「(相馬は出世コースから外れて)“諦めている男”ですが、舞の力強さ、勢いに、どこかワクワクしている部分もあって、彼女に夢を託しているような瞬間もあります」

山本耕史
山本耕史

 また、前作で相馬を演じた上川は、今作では「酒肴処・花さき」の店主で、舞の叔父・花咲健を演じる。

 上川「実は当初、父親役のオファーがあったんですが、それは大好きな(故・大杉)漣さんがなさっていた役ですし、『もう一度、考えましょう』と伝えて、この役に収まったという経緯があります。だからこそ、この役柄を僕も一から作り上げ、新しい今作の一端を担っていきたい」

 会見中、池井戸からの出演者・視聴者に向けたコメント(別掲)が読み上げられる場面も。

 「花咲よ、風になれ!」との言葉を受け、今田は「舞には、突風だったり、そよ風だったり、“風”のような軽快さ、流れを変えられる部分があります。風を感じ、吹かせながら、凜として舞うところを魅力的に演じられれば」と応えた。

 そして最後に、ドラマの魅力をアピールした。

今田美桜
今田美桜

 「新年度に入って新しい生活を始めた方も多いかと思いますが、そんなスタートにぴったりな爽快感あふれる作品です。
 私自身も、10年前に(杏主演の)ドラマを見て、とても勇気をもらい、“また、明日から頑張ろう!”という気持ちにさせていただきました。10年たって、皆さんの生活も、働き方も変わった今だからこそ、お届けできる新しい“花咲舞”です。奮闘する舞を、最後まで見守っていただけたら」

◆原作者・池井戸潤コメント

 装いも新たに、花咲舞が帰ってきてくれました。少しおてんばだけれど、曲がったことは大嫌い。そして相手が誰だろうと、理不尽には黙っていない――。そんな花咲を今田さんがどう演じられるか、本当に楽しみです。(中略)一視聴者として、土曜日の午後9時が待ち遠しいですが、ぜひ皆さんも一緒にご覧ください。花咲よ、風になれ!

撮影:三山エリ
撮影:三山エリ
◆今田美桜プロフィル

 いまだ・みお 福岡県出身。2015年に「罪の余白」で映画初出演。18年のドラマ「花のち晴れ~花男Next Season~」で注目される。その後、映画「東京リベンジャーズ」シリーズ、ドラマ「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」(22年)などに出演。第45回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受けている。

【記事】木村英治 【写真】外山慶介

 
◆第1話(13日放送)あらすじ

 東京第一銀行・羽田支店で窓口係を務める舞(今田)は、人事異動を言い渡され、本部の支店統括部臨店班に配属される。やる気のない上司・相馬(山本)の存在は気になるが、本部に抜てきされたと大張り切りだ。
 最初の臨店先が古巣の羽田支店に決まり、苦手な先輩・根津京香(栗山千明)と再会することに。さらに舞は、自らが携わる「臨店」の仕事とは、支店で起きた小さな問題の解決と指導が主で、皆から嫌われる業務と知ってショックを受ける。

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高知県出身。IT企業勤務を経て独立。エンタメから古典文学まで評論や解説を幅広く手がける。新刊『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書)発売中。

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