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〈ドラマ〉 吉田鋼太郎主演「おいハンサム!!2」 2024年4月18日

  • フジテレビ系 土曜 午後11時40分

 令和を生きる“昭和の頑固おやじ”が娘の将来を案じて粉骨砕身する、フジテレビ系連続ドラマ「おいハンサム!!2」(土曜、後11・40=東海テレビ・日本映画放送制作)が4月6日に始まった。過日行われた「第1話プレミア試写会」に、主演の吉田鋼太郎のほか、原作者の伊藤理佐、脚本・監督の山口雅俊が登壇し、作品をアピールした。

◆愛する娘のために奮闘する“昭和の頑固おやじ”が再び
吉田鋼太郎
吉田鋼太郎

 本作は、2022年1月期に放送された「おいハンサム!!」の続編。吉田扮する伊藤源太郎と、人生に迷う3姉妹の長女・由香(木南晴夏)、次女・里香(佐久間由衣)、三女・美香(武田玲奈)、そして妻・千鶴(MEGUMI)の一家5人が織りなすホームコメディーだ。

 試写を見終えた観客の前に現れた吉田は、「こんなにたくさんの方々に応援していただいていると思うと、感謝の気持ちがどんどん込み上げてきて。素直にうれしいです」と声を弾ませた。

 第1話では、寝違えて首を痛めた源太郎がコルセット姿になり、自宅や会社で苦闘する様子が描かれた。

 「監督は“鋼太郎は演技をうるさくやり過ぎる”と思っているんです。だから、コルセットを着けることで僕の自由を奪いにきたんだなと思いました。監督が仕掛けた嫌がらせですね(笑)」

 撮影現場では、シーズン1以来、山口監督による大幅なせりふ変更がなじみになっているという。

 「本当はやってはいけないんですけど、この現場は特別です。監督は“とにかく良い作品を作ろう。もっともっと、まだまだ”という人。我々、俳優もスタッフもそれに乗っかる人たちばかりなので、そのことで現場が破綻することはありません」

左から山口雅俊、伊藤理佐、吉田鋼太郎
左から山口雅俊、伊藤理佐、吉田鋼太郎

 家族愛が強いが故に、娘たちに人一倍、厳しく接する源太郎。そんな彼の“ハンサムな言葉”による説教に、視聴者もハッと気付かされることがあるのでは。

 「このドラマに出てくる日常の光景には、“ありそうでない、なさそうである”というギリギリのところが描かれています。何が正しくて、何が間違っているのか。僕らはいつも答えの出ないところにいるのかもしれませんが、この作品からは“答えが見つからなくてもいい”という妙な勇気をもらえます」

 同シリーズは、6月21日(金)に映画版の公開も控えており、この日は特別に特報映像が上映された。

 「映画の撮影時から、これはどういう感じでスクリーンに映し出されるんだろうと、ワクワクドキドキしていて。私自身もそう思っているので、きっと皆さんにも楽しんでいただける『おいハンサム!!』テイスト満載の映画になっていると思います。ぜひご期待ください」

◆プロフィル

 よしだ・こうたろう 1959年1月14日生まれ、東京都出身。劇団四季などを経て、97年に劇団AUNを結成。自ら演出も手がける。主な出演作はNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(2020年)、「おっさんずラブ」シリーズ、舞台「オセロー」(07年)、「ヘンリー四世」(13年)など。 

【記事・写真】鈴木政己

◆第3話(20日放送)あらすじ

 源太郎(吉田)の会社で“うな重問題”が勃発する。一方、恋愛運が上昇して喜ぶ由香(木南)だが、あと一歩が踏み出せない。
 そして、里香(佐久間)は、ひょんなことから大食いに挑戦することに。美香(武田)は、距離を置いている彼氏のユウジ(須藤蓮)から、“勝負めし”を作ってほしいとリクエストされる。

 公式ホームページはこちら
 https://www.oihandsome.com/

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高知県出身。IT企業勤務を経て独立。エンタメから古典文学まで評論や解説を幅広く手がける。新刊『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書)発売中。

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