〈ドラマ〉　杉咲花主演「アンメット　ある脳外科医の日記」 〈ドラマ〉　杉咲花主演「アンメット　ある脳外科医の日記」 2024年4月25日

• フジテレビ系　月曜　午後10時
• フジテレビ系　月曜　午後10時

　杉咲花が記憶障害のある脳外科医に扮する、フジテレビ系連続ドラマ「アンメット　ある脳外科医の日記」（月曜、後10・0＝カンテレ制作）が、4月15日からスタートした。過日、東京都内で行われた制作発表会見に、主演の杉咲をはじめ、共演の若葉竜也、岡山天音、生田絵梨花、千葉雄大、吉瀬美智子、井浦新が参加し、ドラマへの思いを語った。

　杉咲花が記憶障害のある脳外科医に扮（ふん）する、フジテレビ系連続ドラマ「アンメット　ある脳外科医の日記」（月曜、後10・0＝カンテレ制作）が、4月15日からスタートした。過日、東京都内で行われた制作発表会見に、主演の杉咲をはじめ、共演の若葉竜也、岡山天音、生田絵梨花、千葉雄大、吉瀬美智子、井浦新が参加し、ドラマへの思いを語った。

杉咲花

杉咲花

　杉咲「今日まで『アンメット』に関わる方々と、何百時間にわたり作品について言葉を交わしてきたと思うと、少し胸の奥がジーンとするような気持ちになります。既に、とんでもなくすてきなシーンがたくさん撮られています」
　
　将来を嘱望される若手脳外科医・川内ミヤビ（杉咲）は、不慮の事故で脳を損傷し、過去2年間の記憶を全て失う。さらに後遺症として、朝起きると前日の記憶がなくなってしまう症状も。
　
　以来、日々の出来事を日記に書き留め、毎朝、それを読み返してから仕事に向かう。勤務先で任される仕事は看護師の補助。葛藤を抱えながらも、患者を救おうと奮闘する“医師”を熱演する。
　
　クランクイン前から、杉咲と制作陣で、全体の構成や脚本についての入念な議論が重ねられ、撮影中もそうした語らいは尽きない。タイトな撮影スケジュールの中で、細部にまでこだわる現場には、並々ならぬ緊張感が漂っているという。

　杉咲「今日まで『アンメット』に関わる方々と、何百時間にわたり作品について言葉を交（か）わしてきたと思うと、少し胸の奥がジーンとするような気持ちになります。既（すで）に、とんでもなくすてきなシーンがたくさん撮られています」
　
　将来を嘱（しょく）望（ぼう）される若手脳外科医・川内ミヤビ（杉咲）は、不（ふ）慮（りょ）の事故で脳を損（そん）傷（しょう）し、過去2年間の記憶を全（すべ）て失う。さらに後遺症として、朝起きると前日の記憶がなくなってしまう症状も。
　
　以来、日々の出来事を日記に書き留め、毎朝、それを読み返してから仕事に向かう。勤務先で任（まか）される仕事は看護師の補助。葛（かっ）藤（とう）を抱（かか）えながらも、患者を救おうと奮（ふん）闘（とう）する“医師”を熱演する。
　
　クランクイン前から、杉咲と制作陣で、全体の構成や脚本についての入念な議論が重ねられ、撮影中もそうした語らいは尽きない。タイトな撮影スケジュールの中で、細部にまでこだわる現場には、並々ならぬ緊張感が漂（ただよ）っているという。

杉咲花

杉咲花

　杉咲「現場にいる全ての方々が、緊張感を持っているのを感じます。緊張のあまり、私の心臓の鼓動を、音声さんが拾ってしまうことがあるくらいでした。でも、皆さんの姿を見て、真摯に役と向き合っているからこそ、たどり着ける領域があるんだということを目の前で感じて、希望の光を見つけられた思いがします」
　
　そんな杉咲を近くで支えるのは、今作で4回目の共演となる若葉。“民放にはあまり出ていない”と語るが、その確かな演技力で、脳外科医・三瓶友治を好演している。
　
　若葉「（出演の経緯は）単純にプロデューサーさんの熱い思いに応えたいなと思ったのが一つ。あとは、杉咲さんから電話がかかってきまして。“もし話が来たら、やるよね？”と、プレッシャーもかけられたので（笑）」
　
　タイトルの「アンメット」の直訳は“満たされていない”。番組のタイトルにちなみ、最近“満たされた”エピソードを聞かれると――。
　
　杉咲「実際に日記を書くシーンで、本番中に漢字を間違えてしまい、修正するために現場をお待たせしてしまう状況になってしまったんです。その時、スタッフの皆さんが誰一人、嫌な顔をせずに“コーヒー休憩ですね”と言って、まったりと待っててくださって。なんて優しい現場なんだろうと、心が満たされました」

　杉咲「現場にいる全（すべ）ての方々が、緊張感を持っているのを感じます。緊張のあまり、私の心臓の鼓（こ）動（どう）を、音声さんが拾（ひろ）ってしまうことがあるくらいでした。でも、皆さんの姿を見て、真（しん）摯（し）に役と向き合っているからこそ、たどり着ける領域があるんだということを目の前で感じて、希望の光を見つけられた思いがします」
　
　そんな杉咲を近くで支えるのは、今作で4回目の共演となる若葉。“民放にはあまり出ていない”と語るが、その確かな演技力で、脳外科医・三（さん）瓶（ぺい）友治を好演している。
　
　若葉「（出演の経緯は）単純にプロデューサーさんの熱い思いに応えたいなと思ったのが一つ。あとは、杉咲さんから電話がかかってきまして。“もし話が来たら、やるよね？”と、プレッシャーもかけられたので（笑）」
　
　タイトルの「アンメット」の直訳は“満（み）たされていない”。番組のタイトルにちなみ、最近“満たされた”エピソードを聞かれると――。
　
　杉咲「実際に日記を書くシーンで、本番中に漢字を間違えてしまい、修正するために現場をお待たせしてしまう状況になってしまったんです。その時、スタッフの皆さんが誰（だれ）一人、嫌な顔をせずに“コーヒー休（きゅう）憩（けい）ですね”と言って、まったりと待っててくださって。なんて優しい現場なんだろうと、心が満たされました」

左上から時計回りに千葉、吉瀬、岡山、生田、井浦、杉咲、若葉

左上から時計回りに千葉、吉瀬、岡山、生田、井浦、杉咲、若葉

　その他にも、吉瀬が“若葉の無造作な髪形が飼い犬に似ている”と明かすなど、会見は盛り上がりを見せた。制作陣とキャストの真剣さや熱量だけではなく、現場の仲むつまじい様子も伝わってきた。
　最後に、杉咲が視聴者へメッセージを送った。
　
　杉咲「作品に関わる全ての人が、血のにじむような思いで日々、過ごしています。いいものを作るためなら労力をいとわないような気概のある現場で、ものづくりをできていることが幸せです。指折りの傑作を作りたいと、恥じらいもなく言ってみたい気持ちです。ぜひ期待していてください」

　その他にも、吉瀬が“若葉の無造作な髪形が飼い犬に似ている”と明かすなど、会見は盛り上がりを見せた。制作陣とキャストの真剣さや熱量だけではなく、現場の仲むつまじい様子も伝わってきた。
　最後に、杉咲が視聴者へメッセージを送った。
　
　杉咲「作品に関わる全ての人が、血のにじむような思いで日々、過ごしています。いいものを作るためなら労力をいとわないような気（き）概（がい）のある現場で、ものづくりをできていることが幸せです。指（ゆび）折（お）りの傑（けっ）作（さく）を作りたいと、恥（は）じらいもなく言ってみたい気持ちです。ぜひ期待していてください」

　【記事】小滝清　【写真】木村英治

　【記事】小滝清　【写真】木村英治

　すぎさき・はな　東京都出身。2011年に、「桜蘭高校ホスト部」でドラマデビュー。映画「湯を沸かすほどの熱い愛」（16年）で、第40回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞、新人俳優賞に輝く。主な主演作は、NHK連続テレビ小説「おちょやん」（20年）、ドラマ「恋です！～ヤンキー君と白杖ガール～」（21年）など。

　すぎさき・はな　東京都出身。2011年に、「桜蘭高校ホスト部」でドラマデビュー。映画「湯を沸かすほどの熱い愛」（16年）で、第40回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞、新人俳優賞に輝く。主な主演作は、NHK連続テレビ小説「おちょやん」（20年）、ドラマ「恋です！～ヤンキー君と白杖ガール～」（21年）など。

　三瓶（若葉）は、ミヤビ（杉咲）に記憶障害は治る可能性があると示唆した上で、「僕たちは婚約していました」と驚きの過去を明かす。あまりに突然の告白に激しく動揺したミヤビは、その言葉を日記に残すかどうか迷う。さらに翌日、ミヤビと三瓶のツーショット写真を星前（千葉）から見せられ、ミヤビはますます混乱する……。
　
　ドラマの公式ホームページはこちら

　三瓶（若葉）は、ミヤビ（杉咲）に記憶障害は治る可能性があると示唆した上で、「僕たちは婚約していました」と驚きの過去を明かす。あまりに突然の告白に激しく動揺したミヤビは、その言葉を日記に残すかどうか迷う。さらに翌日、ミヤビと三瓶のツーショット写真を星前（千葉）から見せられ、ミヤビはますます混乱する……。
　
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