【山梨県甲州市】2年前の、夏の夕暮れ時。小林さとさん(26)=圏池田華陽会サブキャップ=は、信頼していた人との人間関係に深く傷つき、家を飛び出した。SNSのアカウントを削除し、スマホの電源を切る。一人になりたくて、行くあてもなく車を走らせた。
なぜ、こんなにも苦しいのか――。
心が砕けそうになったのは、小学生の時以来かもしれない。ずっと、学校を休みがちだった。母・有里さん(58)=支部副女性部長(地区女性部長兼任)=と買い物に出かけると、近所の人から「平日なのに学校は?」と聞かれた。何げない言葉が、悪口のように聞こえた。
極めつきは、小学5年の時。教員の一人に言われた。「小林さんは目が怖いね」。それ以来、一歩も外に出られなくなった。世界中の人が、自分の“敵”に思えた。そう見えてしまう自分も嫌だった。“私は何のために生まれてきたんだろう……”。そんな時、母が池田先生の『希望対話』を勧めてくれた。
〈君が自分で自分を、だめだと思っても、私はそうは思わない。あなたが自分で自分を見捨ててしまっても、私は見捨てない〉