男子部の活動をアップデート㊤
青年世代が広宣流布の未来を考える「ビジョン・ブレスト」。先月号では、梁島男子部長とヤング男子部の代表が率直な意見を交わしました。今月号では、「創価の青年」として社会に貢献するために、男子部の活動をどのようにアップデートできるのか、ブレーンストーミングします。
※ブレストとは、ブレーンストーミングの略。複数の参加者が自由にディスカッションを行い、アイデアを出すこと。
原点を忘れずデジタルの力も活用
――梁島男子部長から“創価学会が希望と幸福を追求する社会インフラのような役割を担うべきではないか”との意見がありました。このビジョンを実現するために、私たちは、どのように社会に貢献していくべきでしょうか。
黒木 僕は、超シンプルに「汗をかく」ことだと思います。学会で受けた薫陶を社会でどう生かしていけるかと考えた時、その特徴は「汗をかくことで、誰かのためになる」っていうことを積み重ねている点だと感じるんです。
花田 どういった時に、そう感じたのでしょうか。
黒木 例えば仕事では、目の前の数値目標を達成することが求められます。一方で僕が学会活動で培われたと感じる「実社会で生かせる力」って、数字には直結しないけど“自分がこれをやったら、チームの誰かのためになる”ことを職場でも進んでやれるようになったことです。もちろん、目に見える結果もちゃんと出しながらですが。
渡部 AI(人工知能)の登場などで“汗をかかないですませようという時代”になっていると感じます。“汗をかくこと”の価値って何だと思いますか?
黒木 学会活動でいえば、メンバーのもとに直接、足を運ばなくても、オンラインでコミュニケーションはとれます。仏法のこともAIに質問すれば、それっぽい返事が出てきます。でも、そこで自分が動いて苦労することをしなくなったら、創価学会が創価学会でなくなっちゃうと思うんです。学会員一人一人に体験があり、熱量があり、誰かの悩みに体当たりで同苦してきたからこそ、学会への納得と共感が広がってきたと感じます。
そうやって、地域や社会でも、「誰かのために汗をかける人」を増やしていくことが、創価学会の使命なのかなとも思うんです。
花田 とても共感します。黒木くんの熱量に汗のにおいすら感じます、いい意味で(笑)。
“開かれた存在”として社会に貢献
渡部 僕は、学会がもっと“開かれた存在”として社会に貢献していくべきだと思います。
私の地元で、友人や知人に、創価学会の会館に対するイメージを聞くアンケートに取り組んだことがあります。肯定的な意見のほかに「中が見えない」「何も感じない」という意見もみられました。
すでに取り組んでいる地域もあるようですが、地域からの要請を受けて、町内会のお祭りや夏休みのラジオ体操、防災訓練などに会館の駐車場を提供したりするのも、ありなのかなと。
花田 もっと地域社会に開かれた存在になることは、大事だと思います。災害発生時に一時的な避難所として協定を結んでいる会館もあるので、日頃から、地域の方にも、気軽に足を運んでもらえる機会をつくっていきたいですね。
自分は、時代や価値観が変わる中でも、創価学会の信仰は良いものだから残ってきたんだと思うんです。会員であるなしにかかわらず、周囲の人たちを大切にする、信仰の発露としての振る舞いが、受け入れられて発展してきたんじゃないかと感じます。
だから、いかにAIが発達して時代が変化しようが、“目の前の一人を大切にする”実践を続けることが、男子部として一番大切なことかなと。そのためには、時代の変化の中でも、見失ってはいけないことを常に確認し合っていくことが必要だと思ってます。
数字では測れない「大事なもの」
――ありがとうございます。では、私たちが社会に貢献して、より良い世界を築くために、男子部の活動をどのようにアップデートするべきだと思いますか。
黒木 僕は、結果としての「数」よりも、もっと心に寄り添うことが大事じゃないかと考えます。学会活動って「何のため」っていう根本を意識しないと、「何人に」対話をしたとか、「何回」家庭訪問をしたとかっていう、数のほうにとらわれて、目的と手段が逆転してしまう恐れがあると感じるんです。
僕なんか、数を追いかけるのは仕事でやっているから、プライベートでは遠慮したいです(笑)。