聖教ニュース
〈聖教新聞社提供の番組〉 BS-TBS「あれから10年 これから10年」 8月24日(土)午後8時54分から 毎週土曜放送 2024年8月24日
BS-TBSが制作するテレビ番組「あれから10年 これから10年」が8月24日(土)、BS-TBSで放送されます(聖教新聞社提供)。
同番組では、2011年の東日本大震災の被災者の方々、特に当時10代だった若者を中心に取材し、被災から「10年を経ての今」と「これからの10年」をお伝えします。
あの震災の意味を見つめ、街と人、そして自らの未来を考える。被災した若者たちが頑張る姿は、コロナ禍を生きる全ての世代に勇気と希望を与えてくれます。
震災の発生時、中山駿さんは大学1年生(19歳)。実家に帰省中だった。すぐに祖母と弟3人を連れて避難所へ。不在だった母とも、その日の深夜に合流することができた。
明け方近くに避難所内の空気が急にざわつき始めた。耳に入ってきたのは「原発が危ない」というショッキングな話。すぐに新潟へ単身赴任中だった父の元へ身を寄せることに決めた。故郷へはもう戻れないのでは――漠然とした不安を抱きつつも、多忙な父の代わりとなって、自分のことより「周りを不安にさせてはいけない」という強い責任感をもっていたと語る。
現在は、幼児用玩具の月額制レンタルを主軸とした「株式会社nicoco(ニココ)」を運営している。もともと、大学卒業後は原発にかかわる仕事に就くだろうと考えていた。先の事故を経験し、その当たり前の進路は大きく変わった。
思い立ったのは「教育による復興」。子どもが初めて触れる教育器具である「おもちゃ」に着目した。福島の復興は自分たちの世代では終わらない。未来を担う次世代の子どもたちへの教育で地元を支えたいと考え、「子どもたちのニコニコを増やす」という思いを胸に起業を決意した。
そんな中山さんの「今」と「10年後の目標」とは?
BS-TBSの番組紹介ページ
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