聖教ニュース
〈聖教新聞社提供の番組〉 BS-TBS「あれから10年 これから10年」 3月1日(土)午後8時54分から 毎週土曜放送 2025年3月1日
BS-TBSが制作するテレビ番組「あれから10年 これから10年」が3月1日(土)、BS-TBSで放送されます(聖教新聞社提供)。
同番組では、2011年の東日本大震災の被災者の方々、特に当時10代だった若者を中心に取材し、被災から「10年を経ての今」と「これからの10年」をお伝えします。
あの震災の意味を見つめ、街と人、そして自らの未来を考える。被災した若者たちが頑張る姿は、コロナ禍を生きる全ての世代に勇気と希望を与えてくれます。
震災の発生時、末永利和さんは高校を卒業したばかりの18歳。同窓会へ向かう車の中だった。車が横転してしまうと感じるほど大きな揺れだった。
原発事故の影響で家族と津島地区にある避難所で過ごしていたが、そこにも避難指示が出され、故郷を離れなければならなかった。日々状況が変化し、「将来のことを考える余裕はなく、目の前のことで精いっぱいだった」と当時を振り返る。
現在、避難先で生活しながら、津島地区の復興組合に所属。荒廃した農地の再生などの活動を行っている。「いずれは自宅に戻って生活をしたい」と、帰還困難区域内にある自宅にも定期的に足を運ぶ。浪江町は2023年に帰還困難区域指定が一部解除されたが、大部分は手つかずの状況が続いている。
一方で、元住民を中心に集会が行われるなど、「新たな津島を作っていけている」と実感。「津島に興味を持ってもらい、移住する人も増やしたい」と、帰還の日に向けて活動に取り組んでいる。そんな末永さんの「今」と「10年後の目標」とは?
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