聖教ニュース

〈鼓笛隊総会から〉 池田先生と富士鼓笛隊 2026年7月26日

 富士鼓笛隊の70年の歩みを振り返れば、その一歩一歩が、色あせることのない「師弟凱歌の行進」であった。
 
 1956年7月22日、鼓笛隊はわずか33人で出発。池田先生は私財を投じて楽器を贈り、乙女たちに広布の未来の希望を託した。
 
 だが当初は楽譜すら読めず、楽器も初めて手にする人ばかり。決意の深さとは裏腹に満足な音は出ず、初舞台の姿を“スースー隊”と揶揄する声もあった。
 
 悔しさをにじませるメンバーに、先生は語りかけた。
 
 「最初は、何を言われてもいいじゃないか。いつか、世界一になればいいんだ」
 
 友は師の慈愛を胸に、学業や仕事に励みながら懸命に技術を磨き、広布の最前線で「心」も磨き抜いた。
 
 やがてその調べは、アメリカや中国、ソ連(当時)での海外演奏をはじめ、日本各地のパレードを希望で彩っていく。大会でも最高峰の実績を収め、鼓笛のスクラムはシンガポール、韓国、ブラジルなど数十カ国・地域へ広がった。
 
 鼓笛隊で薫陶を受け、巣立った隊員からは、多くの女性リーダーが誕生。世代を超え、それぞれの舞台で“なくてはならない存在”として輝く姿に、原点の日から脈々と受け継がれてきた「世界一」の誓いが、燦然と光を放っている。