エンターテインメント
〈ドラマ〉 永野芽郁主演「晴れたらいいね」 2025年3月27日
テレ東系では、開局60周年の特別企画として、ドラマスペシャル「晴れたらいいね」を3月30日(日)午後9時に放送する。アマゾンプライムビデオで先行配信されている本作は、“令和の看護師”が第2次世界大戦時のフィリピンにタイムスリップし、戦禍を生き抜く姿を描く。過日行われたトークイベントでは、主演の永野芽郁、共演の芳根京子が、その見どころなどを語った。
今作は、藤岡陽子の同名小説を原作とするヒューマンドラマだ。
2024年(令和6年)夏のある日、巨大地震が発生。看護師である主人公・高橋紗穂(永野)は、患者の雪野サエ(倍賞美津子)を介抱中に意識を失ってしまう。われに返ると、紗穂は先ほどまで看病していたサエの若き日の姿で、第2次世界大戦中の1945年(昭和20年)にタイムスリップしていた。サエは野戦病院で働く陸軍看護婦であり、同僚の藤原美津(芳根)らと共に、水道もなければ、新しい包帯もないといった困難な状況に立ち向かっていた。
永野「もう戻ってこられないかもしれない人たちを(治療後には戦地へ)送り出さなければいけない。そんな思いを毎日していたのかと思うと、すごいなと感じると同時に、お芝居でしたけど、ちょっとしんどくなる時間もありました。当時の方たちの強さを、この役を通して学ばせていただきました」
芳根「明日どころか、1分先に何が起きるか分からないという、そんな緊張感を常に持っていて。でも、だからこそ、小さな幸せがとても大きな幸せに感じられ、日常にある当たり前のことが当たり前ではないという、そのありがたさを感じることができました」
作中、若きサエは疲弊しきった同僚を元気づけようと、原作のタイトルのもととなった「DREAMS COME TRUE」の名曲「晴れたらいいね」を歌う。昭和初期にはない軽快なメロディーに魅了された仲間たちは、この曲の調べを糧に、希望を見失わず、強く生き抜こうとする。
二人はイベントの最後に、視聴者へメッセージを送った。
永野「(登場人物たちのように)自分もこれだけ真っすぐ、たくましく生きられたら、どれだけいいかと、すごく感銘を受けました。(視聴者の)皆さんにも響くものがあると思います」
芳根「苦しいシーンもありますが、ぱっと明るいシーンもたくさんあります。小さな幸せというものを、皆さんにも感じてもらえたらうれしいなと思いますので、ぜひご覧ください」
◆あらすじ
総合病院に勤務する看護師の紗穂(永野)は、何年か働くにつれて仕事への活力を失ってしまっていた。そんなある日、勤務中に巨大地震が発生し、紗穂は意識を失ってしまう――。
目が覚めると、そこは病室ではなくジャングルだった。やがて紗穂は、戦時下の1945年にタイムスリップしていることに気付く。不思議なことに、総合病院のかつての名誉婦長である患者・雪野サエの若き姿となって……。
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