聖教ニュース

〈聖教新聞社提供の番組〉 BS-TBS「あれから10年 これから10年」 8月31日(土)午後8時54分から 毎週土曜放送 2024年8月31日

東日本大震災を経験した若者たちが語る今と未来

 BS-TBSが制作するテレビ番組「あれから10年 これから10年」が8月31日(土)、BS-TBSで放送されます(聖教新聞社提供)。

 同番組では、2011年の東日本大震災の被災者の方々、特に当時10代だった若者を中心に取材し、被災から「10年を経ての今」と「これからの10年」をお伝えします。

 あの震災の意味を見つめ、街と人、そして自らの未来を考える。被災した若者たちが頑張る姿は、コロナ禍を生きる全ての世代に勇気と希望を与えてくれます。

8月31日放送 〈File.153 宮城県石巻市/ケレブ・ハドルストンさん〉
被災地に移住してカフェ引き継ぐ

 震災の発生時、ケレブ・ハドルストンさんは小学2年生。大阪に住んでいた。「被災地の人々を助けたい」という父に連れられて石巻を訪れたのは、震災から3カ月たった2011年6月のこと。悲惨な光景を目の当たりにしながらも、子どもながらにできることを精いっぱい手伝った。

 その後、ボランティア活動のため、時には一人で、時にはグループで被災地に足を運ぶようになった。「被災地での支援活動」と「家族との時間」のどちらも大切にしたいと思い、同年10月に家族で石巻へ移住。活動を通じて友人もでき、「人が優しく、自然も豊かな石巻が大好きになった」と語る。

 現在、石巻市で「umikaze coffee(ウミカゼ・コーヒー)」というカフェを経営している。元々、カフェでアルバイトをしていた。当初はコーヒーが嫌いだったというが、生産からコーヒーのカップまでが一括管理された「スペシャルティコーヒー」を知って感銘を受け、「石巻の人々にも広めたい」という思いが芽生えた。そして「出店するなら石巻で」と考えていたこともあり、アルバイト先のカフェを引き継ぎ、現在の店をオープンした。

 そんなケレブさんの「今」と「10年後の目標」とは?

 BS-TBSの番組紹介ページ

 これまでの放送分は同紹介ページでYouTube動画として配信中。